教育方針は、学校法人大阪国際学園の建学の精神「全人教育」を基礎とし、「礼節を重んじ世界に通じる心豊かな人材を育成すること」。その上で「心の力」「グローバル力」「知力」の3つの力を「人間力」として、中高6年間でバランスよく育成するとしている。

昭和4年1月（1929）、帝国高等女学校の設立が認可される。昭和22年4月（1947）、学制改革により、新制中学校「帝国学園中学校」を設置する。昭和60年4月（1985）、帝国女子大学大和田中学校を開校する。平成5年4月（1993）、学校法人名を大阪国際学園に変更する。平成14年4月（2002）、大阪国際大和田中学校高等学校を男女共学とする。平成31年4月（2019）、学園創立90周年を迎える。令和4年4月（2022）、大阪国際滝井高等学校と大阪国際大和田中学校高等学校を発展的に統合し、男女共学の「大阪国際中学校高等学校」を開設。

2022年移転した新キャンパス内はいたる所に植栽が施され、四季の移ろいを感じる自然空間が広がっている。生物を育むビオトープを配置したり、特別教室棟や木々の間を抜ける小径により、植物や生物との出会いの場を創出している。移転に伴い、新校舎が建設された。新校舎のコンセプトは『Touch！Feel！Think！』。校舎の木造トラスや鉄筋コンクリートの構造、設備配管を見える化。またエントランスホールの壁は地層を表現する特注タイルで装飾したり、教室のドアに日本で自生する18種類の木材を採用するなど、建築と学びがリンクした空間になっている。理科教室棟に太陽光発電を設置したり、美術教室棟に日本の焼物の展示をしたりなど、特別教室棟には各教科の知識に触れられる仕掛けがたくさんある。

高度な知性と豊かな人間性を養う体系的な中高6年一貫2コースを設置。『Ⅰ類&グローバルコース』Ⅰ類コースでは6年一貫体制を活かし、中学での学習内容を中学3年生の１学期までにほぼ修了させ、以降は発展的な内容や高校の先取り学習を行う。また、高校２年生までの５年間で中学・高校の学習内容のほとんどを修了するため、多彩な演習授業が可能となり、十分な演習を重ねながら国公立大学入試に対応できる応用力と実践力を養う。『Ⅱ類コース』Ⅱ類コースでは基礎的な学力をしっかり育むとともに、探究型や体験型の総合学習により、様々な分野に関心を広め、創造力・表現力を伸ばしていく。また、実技科目を中心にイマージョン教育にも取り組み、身近に英語と親しむことが出来る環境が魅力。

勉強だけではなく、部活動にも一生懸命に取り組めるように、文武両道を力強くサポートしている。●強化・準強化クラブ　女子バレーボール部、女子ラクロス部、吹奏楽部、男子硬式テニス部　●中学高校共通　卓球部、剣道部、美術部、囲碁部、クイズ研究部、ダンス部　●中学クラブ　陸上競技部、男子サッカー部、女子ソフトテニス部、書道部、コンピュータ部、ESS、演劇部、歴史研究同好会

・入試に向けて予想したR4（※）偏差値一覧
・入試結果R4（※）偏差値一覧

※『R4』とは、合格可能性を示す数値で、偏差値による合格率の各段階（RANGE＝レンジ）を示し、『R4＝80%、R3＝50%、R2＝20%』を意味します。