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なぜ、医歯薬系に進学するのか。

昨今、ライセンス取得につながる学部や学科の人気が高まっている。

「理高文低」と言われるように、理科系学部への進学を希望する生徒が多いのは全国的な特徴。中でも、私立中高一貫校では男女を問わず、医学・歯学・薬学といった、いわゆるメディカル系への志望はまだまだ増加傾向にある。

人のいのちや健康など、医療に関わる学問と一口にいっても、その分野と内容は実に多岐にわたっている。メディカル系の学問には各分野それぞれに研究職があるが、実際に社会で活躍している職業として次のようなものがある。

医師(医学)
薬剤師(薬学)
歯科医師/歯科衛生士(歯学)
看護士/保健師/助産婦(看護学)
理学療法士/作業療法士(理学療法学、作業療法学)
臨床検査技師(検査技術学、衛生技術学)
診療放射線技師(放射線技術学)
栄養士/管理栄養士(食物・栄養学)

ご存知のように医師には、内科医・外科医・麻酔科医・眼科医・産婦人科医・整形外科医などと種類も多く、そのうちの外科を一つ取り上げても、脳神経外科や心臓外科・泌尿器科などというように、各臓器や器官ごとに専門のドクターがいる。

医師には、専門的な知識に基づく幅広い見識と高度な医療技術が必要だが、もちろんその前提となるのが人間性であり、高いコミュニケーション能力ということになる。これは医師に限らず、社会人として当然必要な力であることから、全人教育を標榜する私学の教育においては、特に重視されている。

私立中高一貫校でメディカル系学部・学科への進学志向が強いのは、先行き不透明な時代において、自らの学問探究への努力が如実に反映され、職業として将来像をはっきりイメージしやすいということが挙げられる。

ひと昔前であれば、女子医学生は一割といったように規制され、実際どの大学の場合もほとんどが男子医学生だった。しかし、現在はそうした枠が撤廃され、女子の医学分野への門戸は大きく広がっている。医師は性別を問わない職業だが、女性に向いている部分は確かにある。産婦人科などはその典型的なケースと言ってもいいだろう。私立女子校出身の脳外科医や心臓外科医が活躍し、メディアで紹介される日もそう遠くないのかもしれない。

いま、都市部では医師の過剰を指摘する声もあるが、逆に地方や離島などには無医村が多く、こうした状況を改善しようと自ら名乗りを上げたり、発展途上の国々に赴き、医師や看護士としてボランティア活躍を行ったりする若者も増えてきた。要は何をめざすのか、高い志を持つことが大切なのである。