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発想の原点を探る

京都学園

「地球学」プレゼンテーション大会に満ちあふれていた進取の気風

創立90 周年事業として竣工した 新校舎「翠嵐館」で、活気あふれる 京都学園

少人数でのきめ細かな進路 指導は、今春、東京大学への合格者を はじめ国公立大学への進学者増加にも 結び付き、これまで同校が行ってきた 様々な取り組みが、ここにきて一気に 開花したように感じる。中でも特筆すべきは、今年で6年目を迎えたオリジナル科目「地球学」の存在。

「地球学」のめざすところは、「好奇心を開発し、学ぶ意欲・科学する心を育てる」「世界を理解する視野を広げ、良識ある地球市民となる資質を養う」ことにある。学年(3クラス)ごとに週1回行われる授業は、環境問題や多文化理解、平和学習など、主に理科・社会科を軸としているものの、他教科とも有機的につながるクロス・カリキュラムとなっているのが特徴。全学年を通じてフィールドワークがあり、 特に中3では自らが問題を提起し研究することが求められる。中学に関わる全ての教員が生徒たち一人ひとりの研究をサポートするのも特長だ。

  • 審査の結果、最優秀プレゼンターに選ばれたのは、「10万ボルトをこらえる方法 ~ロケット 団はどうやってピカチュウの技を防ぐのか~」 を発表した林 拓也くん(中3)。会場を笑いの渦に巻き込みながら、雷に相当する高い電圧に 耐えうるだけの素材について科学的に考察した

  • 発表が終わると、客席にいる生徒たちは研究内容の感想やプレゼンテーションの印象などを一斉に記入

同校のオリジナル科目「地球学」は、中学の「国際」「特進」全コースで実施されている土曜日の授業で、「環境を守り育てる」「多文化理解を進める」「平和を目ざす」 「資料収集力を養う」「表現力を養う」という5点を目標として掲げている。土曜日 (隔週)の午前中4時間を充て、机上の学びだけでなく、フィールドワークなど多様な視 点から多彩なプログラムが組まれているのが特徴。右に中1~中 3まで「地球学」の年間計画表を掲載したが、 これだけ充実した内容 は圧巻の一言。詳しい内容は、ぜひ同校のホームページで確認してみてほしい。

中学部長/「地球学」チーフ
佐藤 樹先生

好奇心から研究へ、  地に足の着いた活動を

本校ならではの「総合的な学習」に取り組もうと、「地球学」が生まれて5年になります。生徒たち一人ひとり に、教師がきめ細かなサポートを行うという、全校をあげての取り組みとなっています。中1~2年での様々な体験を経て、中3になると生徒たちそれ ぞれがテーマを見つけます。担任が個別面談を通じて研究テーマを確認した 段階で、中学に携わる40名ほどの教師が、生徒個々の研究テーマに合わせてサポートします。実質的には教師1 人が生徒1~2名を見ていることにな ります。興味深いテーマや教材のもと で、生徒たちには主体的に取り組んでほしいと思っています。