知徳・徳育・体育が調和した「全人教育」を展開している。絶え間なく変化する時代の中で、強く、しなやかに生き抜くための「豊かな人間力」を育む。教育理念として「時代を創る女性（ひと）づくり」を掲げる。具体的には「しなやかな知性」「豊かな創造力」「寛容な心」を養う。

1916（大正５）年、財団法人帝塚山学院設立。26（昭和１）年、高等女学校開校。47年、現行学制による中学校開校。48年、高等学校開校。2010（平成22）年に「ヴェルジェコース」を設置、「関学コース」との２コース制となった。2016（平成28）年、創立100周年。

南海電鉄高野線「帝塚山駅」下車すぐと、非常に交通の便はよい。神戸・高槻より電車で約60分、豊中・吹田・奈良より約50分、梅田より約30分。周囲は関西でも屈指の高級住宅地としても知られており、落ち着いた環境である。普通教室はもちろん、図書館、食堂、マルチメディア教室等、設備も充実。2018年 探究学習などの学びをサポートする一体型のラーニングコモンズ「AQRiO(アクリオ)」を開設。2022年にはサイエンスラボ・AQRiO*S(アクリオS)が誕生。物理・科学・生物分野における科学的思考を培う最新の設備を整える。

2007年より、関西学院大学への進学を前提とする「関学コース」と「ヴェルジェコース」の2コース制となり、現在は、「関学コース」「ヴェルジェくエトワール＞コース」「ヴェルジェくプルミエ＞コース」に分かれている。高校からは「ヴェルジェく音楽＞コース」と「ヴェルジェく美術＞コース」が加わる。「関学コース」は中高を分けるのではなく、連続した6年間ととらえ、幅広い教養を深め、人と人とのつながりの大切さを学ぶ。2010年より、独自の探究学習「創究講座」を取り入れ、主体的な姿勢と一歩進んだ知識を身に付ける。中学3年間の「スキル編」と高校3年間の「探究編」で構成されており、生徒の学習スキルと、学ぶ意欲や態度、興味関心を体系的なプログラムで育んでいる。

５月の遠足から始まり、６月のコーラスコンクール、６月の芸術鑑賞、10月のスポーツデー、11月の芸術鑑賞など行事は多彩である。クラブ活動も充実している。ダンス・バレーボール・バドミントン・オーケストラなど女子校として比較的メジャーなものからトランポリン・ギターマンドリン・アーチェリーといったユニークなものまで約30のクラブが活動。また、最近では科学部・ユネスコ部・競技かるたなども人気。制服は創立以来変わらないデザイン。

・入試に向けて予想したR4（※）偏差値一覧
・入試結果R4（※）偏差値一覧

※『R4』とは、合格可能性を示す数値で、偏差値による合格率の各段階（RANGE＝レンジ）を示し、『R4＝80%、R3＝50%、R2＝20%』を意味します。