「黽勉努力」「和衷協同」「至誠一貫」の校訓を人間教育の根底におく。自発的に勉め励み、力を合わせて事に当たり、誠をもって人に接することのできる、健康で知性と感性豊かな女性の育成をめざす。学力という個性を伸ばす最もよい方法は、教師と生徒一人ひとりが密接にかかわり合うことである。そのため、多くの習熟度別授業や選択授業を取り入れ、できうるかぎりの少人数授業を展開する。その中で人間性も培われると考える。

1941年 甲子園高等女学校として開校。1948年 新制中学校・高等学校となる。1991年 創立50周年記念式典を挙行。2015年 甲子園短大進学コースを総合進学コースに合併。2016年 高等学校のコースを6コース制に改組。2021年 創立80周年を迎える。

本校は、JR甲子園口駅からも阪急西宮北口駅からも近く、通学に便利な地にある。学舎は地上5階、地下1階建てとなっており、1階のエントランスホールから5階までの開放感のある吹き抜けも立派。500人を収容できるホールを持つ講堂では、音響・照明設備、ビデオプロジェクターが備えられ、コンサートや映画鑑賞など色々な催しに利用される。「美術資料館 久米アートミュージアム」が甲子園学院創立60周年を記念して平成13年に完成。古今東西の芸術作品が多数展示されている。

本学院は、6年間を視野に入れた個別学習指導。進路に合わせて高校で2コースから選択する。●プレミアムステージ…内部進学を除く国公立大学・関西難関私立大学など4年制大学進学を目標とするコース。少人数授業により一人ひとりに合わせたきめ細かな指導を展開し、現役合格をめざす。●スタンダードステージ…内部進学（甲子園大学・甲子園短期大学）を含む様々な進学および就職を目標とし、総合的に将来を考えるコース。基礎学力の向上、キャリア教育なども充実させ、進級時の面談で方向性を見出すとともに、幅広く進路を考え、最適な進路選択を可能にする。中学では心の教育、学力養成期間として、少人数クラス編成をとり、きめ細かな指導を行う。

週に4回、ネイティブ英会話講師と日本人教師によるALL ENGLISH（英語だけを使った学習方法）の授業を行っている。本場の英語にふれる時間を集中的にもち、英語のリズムに慣れることで、自然と語学力・会話力が身につく環境をつくる。毎年実施する夏季旅行（2泊3日：近年はディズニーリゾート）をはじめ、多彩な行事も実施。また、体育大会や文化祭、コーラスコンクールは高校生と一緒に行う。高等学校でもさまざまなイベントを用意し、多様性あふれる日本社会、国際社会で活躍することのできる女性の育成を学校全体で取り組んでいる。

・入試に向けて予想したR4（※）偏差値一覧
・入試結果R4（※）偏差値一覧

※『R4』とは、合格可能性を示す数値で、偏差値による合格率の各段階（RANGE＝レンジ）を示し、『R4＝80%、R3＝50%、R2＝20%』を意味します。