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シュタイナーが提唱する「12感覚」

7.視覚

多彩で魅力的な「学びプロジェクト」
同志社

放課後や土曜日、休日を利用して年間100種類以上のフィールドワークを行う同校。写真はそのうちの一つ、岐阜県の「スーパーカミオカンデ(東京大学宇宙線研究所 神岡宇宙素粒子研究施設)」を見学した時のもの。目に見えないものを見る工夫をここで体感。

8.熱感覚

生徒たちの熱気、文化祭の醍醐味
親和

毎年、文化祭はゴールデンウィークに実施(コロナ禍は制限有)。文化系クラブの数と質において圧倒的なスケールを持つ同校では、生徒会「親友会」のメンバーが中心になって盛り上げる。文化祭の最後を締めくくる恒例の「マイムマイム」に私学のダイナミズムを見る。

9.聴覚

校内に響く、清らかな讃美歌
広島女学院

同校の名物行事として知られる「讃美歌コンクール」は、音楽の授業での練習に加え、放課後に自主的に練習するクラスも多く、結束力が試される。周囲の声を聴きながら、決して自分がでしゃばることなく生みだされたハーモニー。清らかで耳に心地よさが広がる。

10.言語感覚

多様な価値観を言語化する新聞部

『灘校新聞』の編集の現場をのぞくと、部員たち同士で活発に意見交換が行われていた。持ち前のジャーナリズム精神を発揮し、同校の学校生活に根差した記事はとてもユニークで、毎年文化祭で読めることを楽しみにしている卒業生や、地元のファンも多いようだ。

11.思考感覚

深い思考とアカデミックな校風
甲陽学院

写真は数学の授業中の様子だが、授業のみならず、ふだんの生活の中で物事を深く思考する機会は多い。中学入試の問題などを通じてもそうした姿勢は求められている。文化的行事「音楽と展覧の会」で見せる、生徒たちのアカデミックな気質をぜひ感じてほしい。

12.自我感覚

礼拝はライフ・デザインの場に
神戸女学院

重要文化財指定のヴォーリズ建築の中で多感な時期を過ごす意味は大きい。毎日の礼拝は聖書の教えを感じるとともに、海外でのコンテストや国内のボランティア活動など生徒自身が経験を話す機会でもあり、生徒個々が内省し、生き方を考える場にもなっている。