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君は国際社会の役に立てるか!?

CLIL型授業の展開
Content and Language Integrated Learning

雲雀丘学園https://www.hibari.jp/

中3「数学+英語」は数学の三村先生と英語のキャサリン先生によるペアティーチングで、2次関数など数学の問題を英文で取り組む

内容学習と言語学習を有機的・体系的に統合

  • 今回7つの公開授業の中で2つがCLIL型の授業。中3「数学+英語」と高2「現代文+英語」で、生徒たちが主体的に取り組む様子が見られた。授業内容の構成はもちろん、先生方の発問にも工夫がみられる

  • 三村先生のもとに集められた各グルーブの代表者たち。何やら秘密の指示が...

  • ますは設問の内容をグループのメンバーに英 語で伝えることからスタート

  • 問題の中身が伝わったところで黒板に式を書く。的確に解法を書くのはどのグループだ!

昨年11月初旬に行われた同校の「第2回究大会」。中学1年から高校2年までの7クラスで公開授業が行われ、その後、授業を担当した先生と参観した外部からの教育関係者らとともに研究協議を実施した。

公開授業に先立って行われたのが上智大学文学部 英文学科で英語学と英語教育を専門としている池田真教授による講演で、テーマは「内容言語統合型学習(CLIL)の意義と実践」。その中で池田教授は、これからの社会に求められる力として次の能力を掲げた。

まず【認知的能力】として、

  • 知識活用力(教科知識を実生活や実社会で活用する力)
  • 批判的思考力(論理的、多角的、分析的に考える力)
  • 課題設定力(本質を洞察し、課題を設定する力)
  • 問題解決力(最適な方法を考え、問題を解決する力)
  • 革新創造力(斬新なもの、価値、方法を算出する力)
  • 意思行動力(適切な決断を下し、挑戦し行動する力)
  • メタ学習力(効果的方法で自律的、省察的に学習する力)

次に【社会的能力】として、

  • 意思疎通力(共通言語を用いて円滑に意思疎通する力)
  • 協調協働力(他者と協力してチームで効率的に働く力)
  • 地球市民力(異文化を尊重し国際意識を持ち生きる力)

最後に【倫理的能力】として、

  • 個人責任力(道徳観や同情心を持ち自己に責任を持つ力)
  • 社会責任力(職業領域や地域社会に積極的に貢献する力)
  • 国際責任力(国際社会に関わり、奉仕し寄与する力)

雲雀丘学園ではこれらの能力を授業の中でどう有 機的に結び付けてゆくか、池田教授指導の下、一年間「CLIL型授業」の実践と研修を重ねてきた。それがいま一つの形になろうとしている。