中学受験応援サイト シガクラボ

SCHOOL UNIFORM創立以来、受け継がれる制服は、一枚一枚、人の手で縫製されている

創立130周年を記念し、松蔭の制服を着た
リカちゃんが制作・販売される。

1925(大正14)年、英国人の女性宣教師たちの指導によって考案された松蔭の制服。当時、女学生の制服は和装がほとんどであり、独特のワンピース・スタイルはモダンな神戸の街を象徴するものとして、学内外で愛された。現代でも毎年、衣替えの時期にはメディアで取り上げられ、季節の風物詩となっている。そんな松蔭の制服、実は工場での大量生産ではなく、縫製工と呼ばれる職人さんたちによって一つひとつの工程を手作業によって作られている。丹精込めて作られる制服に、より一層愛着が湧くというものだ。


  • 制服の素材生地も、着心地の良さを追求して日々進化している!


  • 岡山県倉敷市にある縫製工場では、熟練した職人さんたちの確かな技術によって生地の裁断や縫製が行われ、生徒の体型に合わせて仕上がっていく。生徒が毎日生き生きと活動できるよう、随所に工夫が凝らされている。制服を身に着ける学生と、作る職人の想いが繋がり、伝統の制服は受け継がれていく。

2022年度より「課題図書プレゼン入試」導入

中1 西尾 新(あらた)さん

近年様々な入試形式を導入し、個々の特性を活かせる入試を展開する松蔭。2022年度より始まった課題図書プレゼン入試では、決められた課題図書より1冊を選び、事前に作成したポスターを用いてプレゼンテーションと質疑応答が行われ、主に読解力・表現力・プレゼン力などで合否判定がなされる。自分がこの本を薦めるのはなぜか、根拠を明らかにして説明する必要があり論理的思考力も試されるが、読書好きという特技を活かせる入試となっている。西尾さんも課題図書プレゼン入試を受験し、入学したひとり。表紙が印象的だったという「百枚のドレス」という本を選び、紙芝居風にプレゼンを行った。入学後も図書館にはよく訪れ、大好きな本を堪能しているのだとか。


およそ10万冊という充実した蔵書数を誇る落ち着いた雰囲気の図書館。月毎に読んで欲しい本を紹介する特設コーナーは社会動向にもアンテナを張った、司書のセンスが光る一角となっている。土曜日には小中学生を対象に図書館を開放している。

関連情報