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「女子高生が社会を変える!」松蔭から世界へ発信

Blue Earth Project
担当 谷口 理 先生

 松蔭では、地球上で起こっている様々な環境問題に取り組むキャリア教育『ブルーアースプロジェクト』を長年行っています。発端は阪神淡路大震災の後、復興住宅を回るなど学内で行っていた単発活動でした。それが社会や地域に関わる長期的なチャレンジプログラムに進化し、現在では環境問題をテーマに他校や企業をも巻き込んだ大きな探究学習の場になっています。

 Blue Earth Projectは"女子高生が社会を変える"をキャッチフレーズに、一人ひとりが社会とつながる意識を持ち、環境問題について自ら学び、自分も変わり、社会も変えようとする活動です。女子高生の視点で楽しくわかりやすく、環境問題を社会に向けて発信します。

 活動は高1からスタートし、各学年40~50名が参加しています。1学期、2学期は高1・高2生が、3学期は推薦入試等で進路が確定している高3生が取り組みます。『海洋プラスチックごみ』などテーマに沿い、初動として教師によるエコレクチャーを4日間ほど行った後、各チームに分かれて調査、取材を行います。そして、自分たちなりの解決策を導きだし、関係企業へ自分たちの活動内容を説明します。さらに、商業施設や企業への協力依頼の仕方、また、最後のエコ啓発イベントにてどのように社会へ発信するか等、チームにてディスカッションや準備を進めます。大切にしていることは「コミュニケーション能力の向上」と「伝える」こと。最終的な目的は、誰かに伝える、伝わることです。伝えると一言で言ってもそれは非常に難しいことで、知識を正しくインプットできていなければ、他者へのアウトプットはできません。時には企業の担当者とのシビアな交渉もあり、チーム内でぶつかることもありますが、それも勉強です。最後にはみな、達成感で満たされているように感じます。2カ月半という活動の中で、「自分にできることから始める」ことの大切さ、「物事を深く知り、それを誰かに伝える」ことの難しさを学び、成長した学生の姿を見ることが一番楽しく、喜ばしい瞬間です。

BLUE EARTH PROJECT知ること、動くことの大切さ女子高生として、できること

2025年に開催される「大阪・関西万博」の運営を担う団体主催の
教育プログラムに参加。未来社会を考える企業の取り組みを伺い、
自分たちの今後のアクションに役立てる。

Blue Earth Projectの代表として活動する佐々木さん。これまで漠然と捉えていた環境問題について、映像や資料から過酷な現状を知り、意識が変わったという。子ども食堂や農村体験にも出向き、身をもって感じる機会もあった。活動する中で心がけていることは、女子高生として自分の言葉で話すことと、楽しんでやること。啓発活動でも画用紙には手書きのイラストを描くなど、どうすればより伝わるか、工夫をしているそうだ。代表として仲間の声に耳を傾け、全体をまとめるスキルや、社会人に混じって活動する過程で得たものは、必ず将来役に立つ、と話してくれた。


  • すべてのいのち輝く未来社会のためのあなたのアイデアは?


  • 野外イベントブースにて、海のゴミが生物に与える影響を、釣りゲームで伝える学生たち


  • Blue Earth Project 代表
    高2 佐々木 舞さん

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