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同志社女子という環境
京の都にただよう学究的な空気感を作りだすのは、市街中心部に位置する同志社のキャンパス群。京都御苑の北側、今出川の地には同志社大学とともに同志社女子中・高・大があり、赤レンガで統一された風情や学生たちの研究姿勢は中高生たちにも大きな刺激と良い影響を与えているようだ。最新設備の整う「希望館」や、地下に広大なスペースの図書・情報センターをもつ「静和館」など、恵まれた環境となっている。ここでは、同校の「教育環境」をロケーションや施設という視点で見てみることにしよう。
CHECK POINT 1
四季折々の風情を感じるロケーション!
昼休みと放課後に利用できる屋上庭園に上がってみると、ぐるり360度、京都の絶景が広がっていた。南に京都御所、北東には比叡山がそびえ、五山の送り火もほとんどが見えてしまうという壮大なスケール感は、もちろん同校だけの特典だ。 同校に在籍する生徒は、京都府内と他地域がちょうど半分半分という比率だとか。周辺には神社仏閣など数多くの名所旧跡があり、町家など古都の風情も感じることができる。
CHECK POINT 2
「こころを育む学びの森」がコンセプト!
2016年に竣工した新校舎「希望館」
中学生のホームルームがある希望館は、2階のアトリウム(写真右中央)が特徴。最上階までの巨大な吹き抜け空間が広がる。昼休みや放課後には生徒たちが談笑したり、先生に質問したり。地下には食堂「ガリラヤ」、1階にはランゲージラボがあり、各フロアーのメディアコーナーなど、生徒たちがクリエイティブに活動できるスペースが設けられている。
CHECK POINT 3
知的探究活動の拠点!
図書・情報センター
高校のホームルーム棟がある静和館の地下にあり、約1000㎡のフロアーには、8万冊を越える蔵書があり、大学図書館と連携した検索システムもある。まさに、ここは探究学習の中心的な役割を果たす場所。3クラスがゆったりと入れる閲覧スペースは教科教育にも積極的に活用されており、生徒たち個々の利用については司書教諭からしっかりレクチャーも行われる。ここに来るといつでも、本来、学校図書館が持つ役割と意義を再確認することができる。