建学の精神「自由と清新」のうえに、「平和と民主主義」を教学理念とし、特色ある教育を築き上げてきている。現在、1小学校、4附属中･高、2大学･大学院を擁し、日本有数の総合学園として発展。一貫教育を通じて、豊かな人間性と高い倫理観、深い教養の養成を目指すが、特に国際化教育（英語コミュニケーション能力の強化）、サイエンス教育（論理的思考力･分析力の強化）を重点目標としている。

1900（明治33）年創設の京都法政学校が始まり。13（大正２）年、学校法人立命館が設立され、現校名に。88（昭和63）年、共学校化にともない、深草にキャンパスを移転。2006（平成18）年、小学校開校。08年、中学にアドバンストコースを設置。10年、小・中が接続。14年９月、長岡京市に移転。

新キャンパスは、阪急西山天王山駅近くに位置する。設備面では、９つの理科実験室や日本文化室などの特別教室、３面の多目的グラウンド、３つの体育館、テニスコート、25m×８コースの屋内プールなどの体育施設、また、文化活動の拠点として大小２つの多目的ホールなどがある。

高校は2010年、3期連続で「スーパーサイエンスハイスクール（ＳＳＨ）」に指定された。また、14年度も4年連続コアＳＳＨに指定された。中学でもサイエンスデーやサイエンスポスターセッションコンテストなどの取り組みをとおして「科学する眼」を養っている。また、英語教育にも力を入れ、中３では2週間のオーストラリア研修を実施している。08年、医学系や難関国公立大（文理）進学を目指すＭＳコースに連続する6年一貫教育はもちろん、すべての生徒に高い学力と豊かな人間性を培うことを目的としたアドバンストコースを設置している。14年、高校がスーパーグローバルハイスクール（ＳＧＨ）に指定された。

クラブ活動は熱心に行われており、自由加入制ではあるが、入部率は90％。体育系18、文化系6のクラブがあり、男女陸上ホッケーや陸上競技・水泳やスキーが全国大会に出場したほか、野球部が京都府大会を3連覇、2012年には全国大会出場を果たすなど活躍が目立っている。また、生徒会活動も活発であり、体育祭や文化祭などの学校行事は、生徒が中心となってつくりあげている。「教員に管理されなくても自分たちで日々積極的に活動する」頼もしい生徒が多い。高２の修学旅行でも生徒自身が創造力・企画力・団結力を最大限に発揮し、プランを作成する。感性を磨くための芸術祭も行われる。充実した留学プログラムをはじめ、国際交流も盛んだ。

・入試に向けて予想したR4（※）偏差値一覧
・入試結果R4（※）偏差値一覧

※『R4』とは、合格可能性を示す数値で、偏差値による合格率の各段階（RANGE＝レンジ）を示し、『R4＝80%、R3＝50%、R2＝20%』を意味します。