緑と史跡に恵まれた素晴らしい環境のもと、次代を担う高い理想と豊かな人間性をもった生徒の育成を目指す。校訓として｢探究（Ｓtudy）｣｢誠実（Ｓincerity）｣｢気迫（Ｓpirit）｣の３Ｓの心を掲げている。また具体的な目標を｢場を清め｣｢時を守り｣｢礼を正す｣とし、日常生活において、節度をもった積極的な取り組みを実践するよう指導している。

1986（昭和61）年、高校が開校。大学進学指導の充実と豊かな全人教育を目指し、88年に中学校を開校。2002（平成14）年にスーパーサイエンスハイスクール（ＳＳＨ）の指定を受け、さらに14年には、スーパーグローバルハイスクール（ＳＧＨ）の指定を受けた。14年、中学女子の受け入れ開始。2015（平成27）年、西大和学園創立30周年記念式典挙行。

信貴・二上・葛城の三山に囲まれ、生駒山をのぞむ西大和ニュータウンの丘陵にあり、緑と史跡に恵まれた環境は抜群である。学校内の設備は、新しい学校だけあって、どれも最新で使いやすい。寮（男子寮）も完備されており、遠隔地からの受験生にも対応している。

６年間を見通した計画的なカリキュラムをより効果的なものにするため、さまざまな工夫がなされている。中高での重複をさけ、学習を効果的に進めていくことに配慮して、３学期制ではなく、２期制を採用。また、日々の理解度チェックに重点をおくきめ細かい指導を実践し、基礎学力を充実させ応用力を養っている。また、中１より「使える英語プロジェクト」を展開し、コミュニケーションとしての英語力を高める指導も行っている。授業は１時限50分。高２で文理分けを実施。進路カウンセリング、個別質問会なども積極的に実施している。一人ひとりに焦点を合わせる教育で自主的に事を成し遂げる気力を養うことから志望大学への進学の実現を可能にする。

男子制服は一見するとネクタイに見える紺の前タテに白のスタンドカラーシャツ。女子制服は濃紺のブレザーにえんじ色のリボン。スカートは千鳥格子柄。クラブ活動は、健康、情緒、友情の育成など大切な教育活動の役割を果たす場として実施され、中学生全体の８割以上の生徒がクラブ活動に参加している。中３でアメリカへ語学研修旅行、アメリカへの短期・長期の留学制度（希望者）、高１で訪問国を選択する海外探求プログラム、高２でハーバード大学での次世代リーダー養成プログラム（希望者）を行う。人間的なふれあいを大切にし、生徒の思いを大切にする指導の様子が学校生活の随所に表れている。進学校として躍進中であるが、生徒も先生もとても明るい。行事や学外活動も活発。

・入試に向けて予想したR4（※）偏差値一覧
・入試結果R4（※）偏差値一覧

※『R4』とは、合格可能性を示す数値で、偏差値による合格率の各段階（RANGE＝レンジ）を示し、『R4＝80%、R3＝50%、R2＝20%』を意味します。