本校の教育は、教育基本法及び学校教育法に則って中等普通教育を施すと共に、天理教教義に基づいた信条教育を行い「よふぼく＝人たすけのできる人」としての資質をもつ生徒の育成を目的とする。天理教による経営のため、応募資格は「天理教信者の子女」に制限されている。ただし、天理教信者の子女でない場合も、教会長の署名付きの規定された書類を提出すれば、受験可能である。自宅から学校までの通学時間が最長1時間程度であることも条件となっている。学寮は無く、自宅通学生のみである。

明治33年、天理教校開設、校主に初代真柱様を推戴。明治41年、私立天理中学校開校。大正8年、私立天理中学校を天理中学校と改称。平成20年、創立100周年記念式典挙行。

礼拝場、講堂、教室、理科室、音楽室、美術室、調理室、木工教室など、充実した環境で学ぶ。

天理教の学校であるため、朝は天理教教会本部への参拝から始まるほか、教科科目に宗教の時間がある。宗教の時間は週一回ほど。独自の教科書に沿って天理教の教理などを学ぶほか、礼拝場（校舎内）でおつとめ（宗教用語）の指導を行う。1年次には学習習慣を身に付ける。将来の夢や目標についての関心を深め、自分が持っている特性を伸ばせるよう自己理解を深める。2年次は、自分の得意や弱点の理解を深め、目標とする進路を視野に入れた学習を進める。3年次には受験に向けた実践的な学びとなり、各考査の振り返りや、一人ひとりの進路に向けた丁寧な進路指導を行う。

本校では文化系・体育系とも、部活動が盛ん。近畿大会や全国大会へと出場する部活動も多い。しかし天理中学校では、勝つためだけの部活動ではなく、礼儀、マナー、ルールをしっかり身につけること、基礎・基本を大切にしている。ここでも「こころの教育」が行われている。生徒たち一人ひとりの資質・徳分を伸ばすことが部活動の大きな目標となっている。

・入試に向けて予想したR4（※）偏差値一覧
・入試結果R4（※）偏差値一覧

※『R4』とは、合格可能性を示す数値で、偏差値による合格率の各段階（RANGE＝レンジ）を示し、『R4＝80%、R3＝50%、R2＝20%』を意味します。