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清風南海は毎年多くの卒業生が東京大学・京都大学・大阪大学などの難関国公立大学に現役進学を叶える、まさに南大阪が誇る進学校だ。創立から半世紀が経ち、卒業生も1万人を超す同校は、古き良き伝統を重んじながらも変革の必要性を重要と捉え、グローバル教育にも熱心に取り組む。また、時代に沿った新たな教育機器を導入するなど未来を生きる生徒たちの教育環境整備にも余念がない。2013年の創立50周年には人工芝の中庭を囲むように新しく本館、東館、西館が竣工。爽やかな風が吹き抜ける明るい学び舎には般若心経を響かせる厳かな風景があり、時には生徒らの明るい笑い声がこだまする。実にさまざまな表情を見せてくれる清風南海の魅力を紐解いてみよう。大切なことは“基礎と継続”“規律、約束を守る”こと

 本校創立者である平岡宕峯が高野山の大僧正だったことから本校では仏教を中心とした教育を行っておりますが、仏教のみならず宗教が持つ情操教育によって心を鍛え育てることを大切にしています。長きにわたって広まった幾多の宗教の根本にある考え方はほぼ同じです。それは、人を幸せにすること、生かされている社会に貢献すること。自分も含む社会全体で共に幸せになりましょうというのが宗教の根本的な精神であり、それを目的とした心の教育が本校が行う情操教育です。
 本校には毎朝の朝礼や、高野山や伊勢神宮、法隆寺などに出向く修養行事があり、そのような機会のたびに生徒たちへ“世のため人のために自らを高め続け、社会のすべての人から安心・尊敬・信頼される人材になることが一番大事ですよ”と伝えています。さらに、信頼を得て成功するために規律、約束は守りなさいと伝えています。世の中に尽くすためには、自分が何をしたいかを考え、学習することで自らを高めていくことも必要です。自分の培った知識をもって、世のため人のために活かせるリーダーになってほしいと願っています。

校長
平岡 正先生

 学びの面では常日頃の授業で基本を身に付け、当たり前のことを当たり前に続けていくことを大切にしています。継続することは何より難しいことですが、毎日拝むことで気づきを得て願いが叶い信仰心が培われていくように、継続させることで望む自分に辿り着けるのだということに生徒たちは体験として気づいていきます。
 過去5年間のスーパーグローバルハイスクールの経験より、本校の国際交流や探究活動はより活発になりました。探究する習慣が身に付き交流校も増え、生徒のみならず学校としても視野が広がったと感じています。本校の教育方針を理解共感し、ここでがんばりたいと思う人はぜひ、本校の門をたたいてください。

SPIRITS毎朝、全員で唱える般若心経 学びの根底にある宗教教育とは

清風南海の一日は全校朝礼での読誦から始まる。仏教教育の根幹となる般若心経を唱え、校長先生による講話を聞き、気持ちを整えてからその日の授業はスタートする。清風南海創立者である平岡宕峯は、厚い信仰心のもと試練や苦難に立ち向かい、目標を達成してきた人物。その思いを受け同校では知と徳のバランスの取れた心豊かな人材育成に尽力している。朝礼や宗教の授業、修養行事などさまざまな仏教教育の中で、生徒たちは人として正しい心や信仰の精神などを身に付けていく。

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