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撮影/川勝 幸 取材・文/丸川悦子(進学情報室) 取材同行/足立直広(日能研枚方駅前校室長)

大阪旭区・淀川沿いに常翔学園の学び舎はある。併設校として3つの大学を有し、教育連携によるスケールメリットで得られるものも大きい。同校は面倒見が良い学校としても知られ、保護者アンケートには『勉強にしっかり取り組ませてくれる学校』との声も寄せられる。ゆく川の流れは絶えずして、留まることを知らず。それぞれの強みを携えて大海原へ飛び出していく生徒たちのため、常に高みを目指す同校の取り組みとは。

*校長補佐インタビュー*生徒のニーズを考え応え続け進路を高望みできる学校へ

校長補佐
根来和弘先生

 常翔学園は2011年の開校以来、生徒に寄り添いながら実績を積み重ねてきた学校です。そのなかで上位層の生徒から最難関の大学をめざしたいという声があがり、合格者も輩出するようになりました。生徒たちのなかに「挑戦したい」というニーズがあるならば、たとえ少人数であっても学校として取り組むべきだと2021年に東大・京大・阪大・医学部医学科現役合格をめざす『スーパーJコース』を開設しました。生徒たちはこれまで高みをめざし切磋琢磨して競い合い、教員らも驚くほどにそのレベルは上がっています。常翔学園は進路を高望みできる学校へと進化しています。

 我々は常に生徒たちにとってより良い環境とは何かを考え、構想を続けています。放課後学習の『JOSHO+(プラス)』もその取り組みのひとつです。学外講師を登用し、担任と連携して学習する『JOSHO+(プラス)』は本校の特徴的な指導システムです。『富士山登山』も生徒たちの貴重な経験となり得ると考え、始めたものです。今で言う『探究学習』も一般的に認知されるずっと前から本校では行ってきました。常に構想しているからこそ、即座に取り掛かることができ、それが、常翔学園には新しい取り組みが多いと言われる所以なのでしょう。 

また、本校は同学園内に工業大学・総合大学・医療系大学の3大学を有しています。このスケールメリットは探究学習・キャリア教育で存分に活かされており、その質の高さは他校との差別化を図ることのできる大きな魅力だと思っています。

 本校を語る時、「常翔気流に乗る」というフレーズを使用しますが、これからも高みをめざし勢いのある学校として上昇していきたい。「他とはちょっと違うよね、常翔は」と言っていただけるよう、常に上をめざしてまいります。

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