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母校愛あふれる面倒見の良さ 卒業生が後輩たちのために
四天王寺の生徒は6年間、実に充実した学校生活を送り、卒業後も仲が良いと定評がある。卒業生たちは母校愛が強く、後輩のために自ら手をあげさまざまな支援をしてくれる。例えば、京都大学・大阪大学・大阪公立大学などの医学部訪問では、その大学で学ぶ四天王寺の卒業生が案内役を買って出て、大学で学んでいることや自分たちが医学部をめざして過ごした中高時代までのことを後輩たちのために語ってくれる。また、大学生サポーターとして3〜4名の卒業生が同校の自習室で待機し、月曜日から土曜日まで生徒たちの勉強を見てくれて進路の相談等も行っている。悩みをよく理解してくれる先輩たちに毎日というほど相談可能な環境は実にありがたく、生徒たちにとっても心強い味方となっている。ここにも聖徳太子の教えである、誰かのために自らを活かすという精神が息づき、脈々と後輩たちに受け継がれていく。
SPIRITS明るく真面目に、何事にも全力投球の四天王寺生たち。
「知性・感性・和のこころ」を育む調和のとれた教育を実践
穏やかで深い人間性を備え、世界に貢献できる女性の育成こそ、四天王寺が創立当初より掲げてきた教育理念だ。同校の生徒は、はしゃぐ時と勉強する時、その切り替えがうまく、メリハリをつけて自らの目標に向かって努力を続けられる子が多い。高い知性は四天王寺女子教育によって更に伸ばされ、海外留学や英語教育、医学部見学体験など本物に触れる体験活動がプラスされることで各々が確固たる目標を見定めていく。さらに不安定になりやすい多感な時期にも宗教教育により精神的な支柱を得、自らの存在価値を感じながら前進できる。培われた能力を社会で活かしたいという気概をもって何事に対しても積極的に取り組む未来の女性リーダーとなれる子たちの集まり、それが四天王寺中・高だ。
LESSONS質・量ともに充実した学習プログラムで知識を確実に定着させる
教室をのぞくと、休み時間の元気な姿とは一転、授業に真剣に向き合う生徒たちの姿がある。2023年入試では卒業生406名のうち国公立大学合格者数が現役で110名、そのうち医学部医学科合格者数は現役20名となっており、難関私大への合格者数も伸びている。こうした実績の背景には、学習の土台構築のため頻繁に行われる小テストや間違い直しノートによる、弱点をそのままにせず真に理解してから次のステップへ進むスタイルの実践がある。