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2021/03/10 関西大学北陽中学校

社会に対して幅広く目を向けるため、これまで2年生の総合学習ではNIE(Newspaper in Education)に取り組んできました。本年度からはNIEに加え、SDGsに関する取り組みを行いました。
2~4名の班に分かれ、「貧困をなくそう」、「飢餓をゼロに」など17個ある目標の中から1つを選び、世界が抱える問題の現状と課題、対策などに取り組みました。図書室とも連携し、書籍やタブレットPCを活用して調べ学習を進め、2月18.19日の2日間、最終的に「行動宣言コンテスト」という形で発表を行いました。
この「行動宣言コンテスト」に向けて、各班は「ロイロノート」を活用し、プレゼンテーションの資料作成を行いました。その際に、聞く人がわかりやすいように「発表順序をよく考える」、「文字ばかりにならないように見やすいものを作る」という点を意識しながら意見を出し合っていました。
当初はSDGsの取り組みはおろか、言葉すら聞いたことがない生徒が大半でしたが、世界の企業や団体の取り組みを例に挙げる班、身近なところに潜んでいる問題について考える班、クイズ形式で発表を行って聴衆の関心を集める班など、それぞれがオリジナリティのあるプレゼンテーションを行いました。各班とも最後に「行動宣言」を行い、「目標に対して自分たちが取り組めること」を宣言し、発表を締めくくりました。
来年度に行う卒業発表に向けて、これからもSDGsに関する取り組みを続けていくことになります。社会で問題とされているこれらの諸問題は簡単に解決できないことばかりです。だからこそ、生徒たちだけでなく、我々教員も一緒になって考え、生徒たち自身の未来につながる学習を継続させていきたいと考えています。

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