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いま、清新な風が吹く。

大都市・大阪の中心部にある清風は、なんとウォータースポーツのできる私学でした

教育環境の充実を図り、新たな試みを行う同校。そこにある精神とは──

2014年から新しい制服を採用した同校。大胆なカットが特徴的な襟元、袖口には清風カラーの青いラインが採り入れられ、古き良き伝統と現代感覚がマッチしたものとなっている。すっきりとしたシルエットは、生徒たちの凛とした学びの姿勢とも重なっていて、とても清々しい印象を受ける。  2016年10月には新校舎西側の二期工事も終了し、いよいよ同校の新たな歴史が始まる。 「すでに出来上がっている校舎南側、正面エントランスの入口には『徳・健・財』、北側に『清風魂』の文字を掲げています。また、ここには生徒たちの心の拠り所になってほしいという願いを込めて『石の黒板』という石板を設置しました。登下校を通じても学園の精神をしっかり胸に刻み込んでほしいと思っています」と副校長・平岡弘章先生。新たに設けられるスクールダイニング(学食)では、卒業生が丹波篠山で栽培する無農薬の米や野菜が使われ、食育活動への本格的な取り組みにも期待が高まる。 「清風」という校名には次のようなエピソードがある。 江戸時代末期の長州藩(現在の山口県)、幕末の激動する情勢の中にあって藩政改革に手腕を発揮したのが村田清風という人物。藩校「明倫館」を優秀な成績で学んだ彼は、後に庶民への教育普及活動にも尽力した。 1949(昭和24)年、当時の大阪府知事は学園創設者・平岡宕峯先生が教育者であるとともに、名だたる企業の改革に尽力していたことを村田清風の存在と重ね合わせ、両者への敬意を込めて、校名を「清風」と名づけたという。学園創設から4年目のことであった。先行き不透明と言われるこの時代 だが、常に清新な風を吹き続ける同校の歩みに注目していきたい。


  • 全国大会での活躍で知られるボート部は、大阪府高石市の浜寺公園にある漕艇場で練習を行う。中学だけで一学年に10名ほどの部員がいて、そのまま高校で活躍する部員も。昨年、高校部員はインターハイで「舵手付きクォドルプル」という種目で優勝するなどの大活躍。「漕ぎ手4人のうち、3人が清風中学ボート部から高校まで続けたメンバーです」と顧問の上田先生。一方、ヨット部も有名で、こちらは週末を西宮のマリーナで過ごす。両部の生徒たちは学業成績も優秀というからすごい

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