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アクティブ・ラーニングを採り入れた授業

同校は基本的に中高6年間、学年担任団が持ち上がる体制がとられている。効率の良いカリキュラムのもと、電子黒板や「iPad」といったICT機器の活用、英語だけで過ごす空間の設置など、アクティブ・ラーニングと併せて先進的な授業が行われている。


  • 中3「国語(古文)」の授業はグループワーク。自分の書いた現代訳が正しいかどうかをグループ内で出し合い検討。授業中、生徒たちはとても豊かな表情を見せる


  • 中3「英語」は1分間の小テストで単語をチェックするところから。隣同士でスキットの練習も

中2「数学」では、教材に『体系数学』と『体系問題集』を使用する。生徒たちが黒板に書いた解答を、先生が添削中

「知育」「徳育」「体育」、三田学園の全人教育スタイルとは

同校の生徒たちはスクール・ダイアリー(生活日誌)を記録しているが、それは自分自身を知ることにある。挨拶の励行や清掃の徹底など、基本的な生活習慣をしっかり身につけるところから自主自立の精神は育まれる。教科教育や体育とともに、徳育が大切にされているのは創設以来の伝統。中学1年生は国の登録有形文化財である「中学本館」で創設期からの軌跡を感じながら過ごす。畑での農作業、土とともに暮らすことが昨今は贅沢なことだと言えるかもしれない。体験を通じて様々な事柄を学ぶ中学での授業から、高校では将来の目標に向けたアカデミックなものになる。


  • 中1の「家庭科」では、生徒たちが畑で栽培したサツマイモを使ってスイートポテトと豚汁をつくる。豚肉を一口サイズに切る男子生徒、その丁寧な仕事ぶりにびっくり


  • 中1は「総合的な学習の時間」を利用して、中学本館裏にある畑で野菜を育てている。今年は中1がサツマイモ、中2はトマトやピーマン、かぼちゃなどを収穫したという

国の登録有形文化財である中学本館ですごすのは入学から1年間のみ。ここで過ごす意味は大きく、日頃の清掃も手を抜かない

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