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2016/04/05 箕面自由学園中学校

テレビゲーム・アニメ、視覚に刺激の強い娯楽のあふれる現代で、自然学習をしようと試みることには大きな課題があります。積極的な学びの姿勢をどのように引き出すのか、学んだことをどのように身につけさせるか、そうした先生方の視点で毎年行われているのが中2の修学旅行。3月に沖縄・八重山諸島離島群へ向かいます。もちろん、ただ行くだけではなく、訪問先が抱えている環境問題を真摯に捉え、手に触れ、議論する、というのがキーワードとなっています。かつて「大型リゾート開発計画が黒島に持ち上がった、賛成か反対か」「マングローブ林を伐採し経済的な利用をするべきか」などを議題として、現地の黒島中学校の生徒たちに判定してもらうというディベートを続けています。 事前の調べ学習を徹底して行うほか、プログラムには竹富島リゾートをめぐる自転車散策や、西表島にあるマングローブ原生林の中をカヤックで大自然を感じるなど、さまざまなアクティビティーが盛り込まれています。石垣島ではホームステイを通して島に住む人々の生の声を、一晩をともに過ごす中でたくさん聞いて帰ってくるそうです。様々な体験と学習を体に染み込ませて「思考する」、新しい修学旅行と言えるのではないでしょうか。

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