中学受験の対策として、最も重要なものに過去問があります。
どれくらい重要なのかというと、問題集として販売されていますし、なによりインターネットで「中学入試」「過去問」と検索するとダウンロードできるほどに、中学受験にとっては重要かつ定番とされているのです。

ですが当たり前のことですが、ある程度の知識がないと役には立ちません。
解ける実力、その問題自体を理解する力がないと解くきっかけさえつかめません。
そのために必要なものは、学年に合わせた基礎力です。
根本的なこととして、入試は6年生が行います。
つまり6年生までの問題が出るのであって、4年生や5年生が行っても解けないのは当たり前なのです。
ですので5年生まではしっかりと基礎力を養い、6年生で過去問による対策を行ったほうがよろしいでしょう。

しかし5年生時に一度だけやってみるという方法もあります。
当然良い点を取れるわけはありません。
入試問題というものは、どれくらい難しいものか、そして残りの時間でなにをすべきかを理解し体験するためです。
そしてなによりモチベーションが変わってきます。
また6年生時に初めて過去問を行って、成績が悪かったとしても卑下する必要はありません。
どこができなかったのか。
どこが弱かったのか、傾向と対策が可能です。
過去問は点数だけを見るのではなく、しっかりと活用するようにしましょう。