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真のビジネスリーダーが導く「人間的なつながり」
生きる力を育む場として甲南教育
に自信をもつその思いについて足立校長に伺いました。

校長
足立恵英先生
このたび2026年4月1日付にて学校長を拝命いたしました。私は甲南中高の卒業生です。同じ教育理念のもと、この地で学生生活を過ごした先輩として、平生釟三郎先生の教えを生徒たちに伝えていくと同時に今、甲南の未来を思い描いています。
本校には100年以上にわたり重んじてきた伝統があります。そして、この伝統に学び、現代と向き合う新たな価値を構築しています。「常に備えよ、世界に通用する紳士たれ、正しく強く朗らかに」という創設者の教えや本校ならではの特徴を各教員が自らの言葉で語れるまでに教育活動に落とし込み、保護者や生徒に提示することで新たなる価値が生み出されます。教育現場で醸成される価値を、今後の学校運営の柱としていく所存です。
「人間的なつながり」も本校の大きな特徴です。本校卒業生のなかには名だたる企業の経営者や起業家たちが多くおります。彼らは多忙のなか本校に出向き、その経験から得た教訓を後輩たちに語り、時に惜しみない支援を行ってくれます。真のビジネスリーダーとなったOBたちによって、素朴な甲南ボーイたちは「世界に通用する甲南ジェントルマン」へと成長していくのです。この成長を強みにして多くの生徒が大学の総合型選抜入試にチャレンジし、合格実績も残しています。
今後は、探究活動にさらに力を入れてこうと考えています。
現代社会には、答えを求めて出てくるものと出てこないものがあります。考えを巡らせ、「これには答えが無いのだ」とわかることも大事なことです。答えのない問いに仮説を立て、予測を立てる探究学習に力を入れていくとともに、これまで甲南の理科教育が実践してきた驚きや発見により、はがれない学力を涵養する「サイエンス・ラボ」、様々な活動からなる「グローバル・スタディ・プログラム」などを時代に即してブラッシュアップしてまいります。多様な価値観を認め合いながら自分自身と向き合い、他者と関わり、社会との接点を広げていく。そんな大切な時間を、ぜひ本校で過ごしてください。
LESSONS図書館を中核に据え、情報活用教育を推進。
高校の総合的な学習の時間「E-Study」。経験(experience)、探究(exploration)、表現(expression)、交流(exchange)の頭文字から名付けられ、生きる力を養う授業としてスタートした。現在では主にメインストリームコースの「グローバル・スタディ・プログラム」や「キャリアデザイン・プログラム」として進化。企業との協働により将来のキャリアを構築する場として、企業課題などに取り組む。プログラムではOBが経営する企業訪問に始まり、課題設定・解決など起業家とのワークショップ、個人探究となるポートフォリオ作成などを行う。将来の職業観や起業力を養うこれ以上ない実地トレーニングの場が用意されている。


全校舎にはWi-Fiを完備。図書館には戦前に寄贈された貴重な書、小説、参考書などその蔵書数は約10万冊にも及び、生徒のみならず卒業生や保護者にも開放されている。図書館を利用した授業は、総合的な学習の時間以外にも様々な教科で行われている。写真は中1生に向けて、今後の学びの基礎となる「情報活用」(中津井浩子先生)の様子。

ピックアップ!授業を受ける立場から
取材、記事を書き発信する立場へ
高3「グローバル考現学(新聞製作)」 探究活動の一環である「グローバル考現学」。1学期は新聞を活用し、現代社会の問題点について各紙がどのような切り口で伝えているかを読み解いていく。校内でのインプット学習の後、夏には広島へ出向き被爆体験伝承者などを取材。「学校に持ち帰って記事を書くのではなく、現地の喫茶店のような場所で書きます。取材メモを見ながら、その日のうちに書きます」と藪上遼介先生。当事者に問い、伝える側としての責任を意識しながら自らの文章で発信することの取り組みは、生徒たちの成長を促す。



壁に貼りだされた先輩達の記事からも学びを得る。ライターとして切り口を分けた記事を執筆し、会議などを経て、最終的には新聞として仕上げる。さて、現地取材はうまくいくだろうか。
ピックアップ!生かされるOBネットワーク
経験から仕事と生き方を学ぶ
高1「OBワークショップ」 様々な分野で活躍する卒業生がその職業について語るワークショップ。仕事内容だけでなく、そこに至るまでの努力や苦労、高校時代の話など多岐にわたる。卒業生の職種は毎回異なるが、過去には広告代理店経営、医師、IT起業家、環境コンサルタント、商社勤務、弁護士、検察官、一級建築士、小学校教員などが来校した。

職業毎に分かれ、様々なワークショップを行う。質疑応答の時間には多くの質問が卒業生に投げかけられる。

校内にある貴志康一記念室 本校OBである音楽家・貴志康一の記念室には楽譜や書籍などが展示され、その功績に触れることができる。校内に流れる貴志作曲「竹取物語」のオリジナルチャイムは優しく生徒らを癒す。

年に2回、社会で活躍する人物を招き、全学年が聴講する「ソフィア講演会」。社会に出てからの具体像を感じる機会となっている。













