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撮影/酒井元也 取材・文/丸川悦子
同行/大越倫広(日能研関西本部企画部部長)、足立直広(日能研関西・南森町校室長)

大阪都心・京橋駅から徒歩10分の立地にある共学校、開明。1914(大正3)年に大阪商業会議所(現在の大阪商工会議所)が設立した「大阪貿易語学校」を前身とし、2024年に創立110周年を迎えた。「研精して倦(う)まず」の校訓のもと、生徒の可能性を伸ばし、学力を伸ばす独自の教育を行っている。今では難関国公立・私立大学への進学率の高さを誇る進学校として、毎年多くの志願者を集める。定評ある学習環境に加え、大阪府全域から通いやすいその立地も人気の理由のひとつだろう。
人間力育成にも余念のない同校。豊富な実習により、感受性高い中高の時期に本物に触れ、仲間とともに苦難と達成を経験する。このたしかな土台があるから、生徒たちは自らが定めた目標へと邁進できるのだ。教員や保護者たちの惜しみないサポートも、彼らに勇気を与える。時に苦しくとも、自らの可能性を信じて歩き続け、輝く朝日を共に見る。
生徒たちの目標を叶える環境を用意しています

中学教頭
久松宏次先生
開明が誇る2本柱。それは「着実に学力をつける学習環境」、そして、「豊富で実り多い行事」です。
特徴的な行事としては、中2の6月に和歌山県の加太湾で行う臨海生物実習があります。現地にいきなり出向いて採取ではなく、生徒たちはこの実習に先駆けて学内で事前学習を行います。植物、軟体生物、魚類、両生類と段階を踏んで学習するなかで自分のテーマを決め、海辺ではグループでの採集、解剖、レポート作成、研究発表と役割分担し、協力して進めていきます。解剖などは慣れたもので、捌さばき方も上手いものだと感心します。
また、中3のしまなみ海道夜間歩行は約43キロの海道を14時間かけて歩く卒業記念行事です。夜を徹して仲間と歩くその道中では、前の子のリュックをつかんで寝ながら歩く子もいます。強風で寒く、足も痛い。しんどい経験です。しかし、ゴールで見る朝日、保護者の方が用意してくれる温かい豚汁、そして仲間と苦難と達成を共有した経験をもって、生徒たちは今後訪れる受験や進路という試練を乗り越えていきます。
学習面では、豊富な授業時間の確保だけでなく、朝学習、放課後学習、勉強合宿、大学入試推薦指導、特色入試対策、医学部論文指導など、生徒の目標に向かって学年関係なく学校全体で面倒見の良い体制を整えています。また、進路探究の一環として、生徒の興味の幅や将来への視野を広げるための中2の企業訪問、高1の夏には卒業生約40人が進学した学部学科について語ってくれるイベント「開明大学」も行っています。
本校は、高い志を持って精一杯頑張りたいと思う気持ちを全力で支援する学校です。生徒には国公立大学への進学意識がしっかりと定着しており、学校側もそのようにベクトルを合わせて日々指導しています。加えて、本校中学の給食システムなど、安心してお子様を任せていただける環境は、開明ならではです。教員一同、生徒たちの目標を叶える環境はご用意できていると自負しておりますので、ぜひ本校の取り組みを知っていただき、学校見学へ足を運んでいただきたいと思っています。
今後も皆様のご期待に真摯に応え、結果を残し、地域の方々を含む皆様に愛される学校へと邁進してまいります。
LESSONS難関国公立大学に対応したカリキュラム
着実なステップアップで成長を実感
同校設置コースは「スーパー理数コース」「理数コース」の2つ。超難関国公立大学、医学部医学科、難関国公立大学をめざす。月・水曜日は6限目、火・木・金曜日は7限目、土曜も4限目まで授業を行うほか、日々の「毎日数学」や放課後学習会、夏・冬・春の特別授業など豊富な授業数を確保し、高校3年の初めには本格的な受験体制を整えている。

高2数学(小椋先生)の授業。大学入試でも出題頻度の高い「数列の極限」。真剣さが伝わってくる。

中3しまなみ海道夜間歩行の様子。この行事に参加するために同校へ入学する生徒もいるという。

伝統ある理科教育。中2の理科実習では宿泊先にまで顕微鏡や実験器具が運び込まれ、器官の細部まで調べ上げる。楽しく実物に触れてもらうことを目的としている。
様々な特色入試に対応。京大特別入試にも毎年多数合格
ほとんどの生徒が国公立大学をめざす同校。今春の入試では東京大学1名、京都大学19名をはじめとして国公立大学合格者129名(卒業生数241名)、国公立医学科にも多数の合格者を輩出している。先輩たちの合格実績に後輩たちも感化され、躍進が続く。授業では各教科で発展学習を取り入れ、学習に対する興味・関心の幅を広げ、学習内容と学力の更なるアップを図る。多くの生徒が理系へと進学するが、近年、女子の医学系・理工系進学への高い進学率を維持していることも同校の特徴となっている。


中1歴史(田中先生)では竪穴住居や縄文土偶などについて学ぶ。土偶・屈葬・抜歯の目的とは?

高2化学(工藤先生)「フェノール類の置換反応」。奥深い化学の世界。


中1理科(藤崎先生)「物質の性質」の授業。身の回りの有機物とは? 今日は24日だから……と出席番号で回答

中1数学(竹森先生)「平行移動・回転移動」の授業。算数から数学へと難易度はあがっていくが、竹森先生の授業は聴き取りやすくわかりやすく展開されていく
コース編成に関係なく国公立大学をめざす

入試広報部長
古庄 誠先生
「スーパー理数コース」「理数コース」。どちらも理数コースという名称ですが、文系志望の生徒もおります。この2コースは習熟度別で分かれているだけで、学習内容自体はほぼ同じ。難しい演習の量と、授業の進度に若干の違いはありますが、「国公立大学をめざす」という目標は共通です。実際、一定期間で入れ替わりがありますし、両コースからまんべんなく国公立大学合格者を輩出しています。
開明で共に学び、高みをめざしましょう。
縦へ、横へ広がる「開明大学」
毎年、卒業生有志が高校1年生へむけて行う「開明大学」。企画・進行はすべて卒業生に任されており、午前は「工・農・医療(医、歯、看護)・教育・法・経」の各学部でどのような勉強をするか紹介。さらに社会人の講座もある。午後はOB、OGが在校生の悩み、相談に答えて交流。参加した卒業生は「社会とのつながりを実感して大学での勉強・生活ビジョンを描いてもらい、モチベーションを高く主体的に学習に取り組んでほしい」と後輩にエールを贈る。


「日ごろ会わない人ともコミュニケーションをとろう」「視野を広げ話に耳を傾けて」。少人数でじっくり卒業生と話す機会も設けられている















