中学受験応援サイト シガクラボ

2026/03/04

【概況PART.3】


共学進学校に人気が集中!共通点を検証

 難関進学校の減少傾向と関連づけるものではありませんが、2026年入試で最も志願者が増えたのが、従来は上位校の併願校であった共学の進学校です。特に、統一入試開始日(1/17)の午前に行われた前期入試で大きく志願者数を増やしています。これらの学校に見られる共通点は、「主体的な学び」・「体験重視」・「教育のバランスの良さ」が挙げられます。

 大阪:開明(69人増)・金蘭千里(24人増)・箕面自由学園(33人増)、兵庫:三田学園(51人増)・滝川(8人減)・滝川第二(27人増)、京都:京都橘(23人増)、奈良:帝塚山(45人増)・奈良学園登美ヶ丘(4人増)、和歌山:近大附属和歌山(52人増)


大学附属校「関関同立」人気は変わらず高止まり

 前期試験を見ると、男女比が撤廃された関西学院(38人増)・啓明学院(20人増)が志願者数を増やす一方で、昨年の反動で関西大学第一(82人減)と関西大学中等部(6人減)で減少しています。関関同立の付属校・系列校の統一入試日(1/17)の志願者数の合計は横ばいとなり、人気は変わらず高止まりが続いています。

 関西学院:289(38人増)、啓明学院:252(20人増)、関西大学第一:511(82人減)、関西大学中等部:127(6人減)、関西大学北陽:178(27人増)、同志社:539(32人増)、同志社女子:325(10人増)、同志社香里:487(21人減)、立命館:305(48人増)、立命館宇治:237(8人増)、立命館守山:194(29人減)。


女子校から共学化した3校の動向は?

 2026年春、女子校から共学化となる3校は揃って志願者増となり、学校改革への期待感がもたれた結果となりました。

松蔭:59(7人増)、園田学園:2918人増)、京都光華:6742人増)※1/17午前


統一入試日に参入した国立大附属校の影響は?

 2026年入試から統一入試開始日(17日午前)に参入した国立の大阪教育大学附属池田。同校が変更したのは入試日だけではありません。入試科目から理科と社会、実技を廃止し、国語と算数、作文のみとしただけでなく、募集定員も144人から108人へと大幅に減らし、さらには受験可能な通学区域も拡大しています。同じく神戸大学附属も募集定員をこれまでの120人から105人に減らすなど、国立校に動きがあったことで、少なからず私学への影響も予想されていました。

 大阪教育大学附属池田と入試日が重なったことで一番影響を受けたのが雲雀丘学園で、17日午前の志願者数は45人減少しました。それでも、一昨年の志願者数よりは多く、17日午後の入試と19日に変更したB入試の志願者数は昨年を大きく上回っており、雲雀丘学園の人気の高さは変わっていないと思われます。

 2026年入試より入試関連の変更点を発表していた学校は他にもありました。小林聖心女子学院(80人増)では入試科目の選択を広げ、A日程の入試科目より「英語」がなくなりました。また、神戸海星女子学院(267人増)は入試回数を2回から3回へ増やし、募集定員の内訳も変更。試験時間や受験科目を変更した京都の立命館宇治(49人増)でも受験者数が増えています。