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2026/01/16 明星中学校

 大坂城南東側の弱点を埋めた出城・真田丸。400年前、この地で真田幸村は決死の戦いを挑み、圧倒的多数の徳川軍に大打撃を与えた。明星の学舎はそんな歴史が動いた地に建っている。部員たちは入学後、校内に建つ石碑や文献で理解を深めるうちに、本当に真田丸の上にいるんだと実感するのだという。
 そんな明星で活動する「地歴部」は中1から高2生まで、現在15名のメンバーで活動している。歴史や地理を紐解く地歴部。ここではその活動内容について紹介しよう。

 地歴部の活動は大きく分けてふたつ。週に一度、全体で集まって顧問の先生からの講義や各自が進める研究について講義。最近ではアメリカ南北戦争や、頼山陽によって書かれた『日本外史』の講義が行われた。
 『日本外史』では最近のテレビアニメ『逃げ上手の若君』にちなんで鎌倉末期の『両統迭立』や『正中の変』あたりの話もあっておもしろい。ほかにも、聖徳太子の『十七条の憲法』や大阪で起こした反乱『大塩平八郎の乱』を取り上げた講義もある。

 もうひとつの活動は実際に現地に足を運び、自分たちの目で見てその土地の歴史や地理を学び感じるフィールドワークだ。月に1~2回、土曜授業の後に出かけることが多く、行き先は近場の博物館や美術館での常設展や特別展、史跡を巡る。

 毎年合宿にも出向いている。2025年の夏も一泊二日で北陸石川・富山へ出かけた。全体の研究テーマである高山右近について調べることを目的として、加賀藩の客将だった右近が過ごした金沢城や右近が設計したとされる高岡城などを巡った。

 部員同士、歴史など共通の話で盛り上がるとき、距離は近まり学年という垣根は無くなる。また、ひとりだと行かずに終わることの多い展覧会なども、仲間となら行動に移しやすい。地歴部で行われている他者との交流を通じた学びは、単なる知識の吸収を超え、新たな気づきや深い理解をもたらしている。

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