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- 岡山学芸館清秀中学校

撮影/岩井 進 取材・文/橘 雅康 取材同行/森永直樹(進学情報室長)
岡山学芸館清秀中・高は2010(平成22)年に開校した新進気鋭の進学校。教育の根底には「世界で活躍できる立派な日本人を育てる」という森教育学園・岡山学芸館高校と共通する理念が掲げられています。社会生活をおくるうえで、その基盤となるのが「規範意識」。自分を律することができ、正しい道徳観を身につけなければ、他者の痛みがわかる真のリーダーにはなれないという、明確な指導方針を掲げているところに、地元から厚い信頼がうかがえます。
日本人としての誇りや、「利他の心」を持って取り組む学校生活とは……

校長 加藤武史先生
「真のリーダーに求められるのは、物事を客観的にとらえるための広い視野と思考力、そして何といっても自分自身で動く行動力です。ただし、けっして独りよがりになってはいけません。学んだ知識というのは、生徒たち自らが体験活動を通して五感で感じ得ることで、深い教養として裏付けされると思っています。教室の前には『利他の心』と書かれた色紙額を掲げていますが、他者や他国を理解し愛することができる前提として、まずは自分自身や家族、友人を大切にし、祖国に誇りを持てる人でなければ世界と伍していけません。本校では教職員が一丸となって生徒たちのチャレンジを応援しますよ。」と校長の加藤武史先生。そうした先生方の思いは、同校の授業や学校行事、すべてのカリキュラムに共通して見られます。
日々のアクティビティーも多彩で、課外活動として様々な講座が開講されています。こうした学びの成果は、生徒たちの進路実現にも着実に結びつき、ここ数年、地元の岡山大学をはじめ東京大学や国立大学医学部など、最難関大学への進学者も増えています。
LOCATION & FACILITIES多彩な学びを実現する、抜群の教育環境!
独自のユニークな教育で注目されている同校ですが、近年は中学入試当日に兵庫県の姫路市から専用のバスも運行し、岡山市内からの受験者に加え、兵庫県の西エリアからも受験者が増えています。JR「岡山駅」から最寄りの「西大寺駅」までは18分、姫路からだと在来線で約90分。新幹線の利用を組み合わせると、50分にまで通学時間を短縮することができます。「西大寺駅」からは徒歩7分、岡山市南区方面からは専用のスクールバスが運行されており、通学環境も整っています。周辺はとても落ち着いた文教地区となっており、約10万㎡にも及ぶキャンパスには学校法人森教育学園の岡山学芸館高等学校と清秀中学校・高等部が隣接しています。

岡山市東区西大寺の高台、絶好のロケーションに位置する同校。
JR西大寺駅の南側には、2019年秋竣工の「岡山学芸館スクールガーデン」(写真右上)があり、
ここは柔道場やダンスレッスン場、テニスコートなど多目的に活用できる文化施設となっている。

学校の近くで行われるのが日本三大奇祭の一つ「裸祭り」 高野山真言宗の別格本山である「西大寺」(山号:金陵山)。ここは、毎年2月第三土曜日に開催される日本三大奇祭の一つ「会陽(えよう)」、通称「裸祭り」で有名。本堂の梁から宝木が落とされ、ふんどし姿の男衆が奪い合うもので、同校の先生方(40歳以下)や岡山学芸館高校の体育系クラブの生徒たちなど約200名がこの伝統行事に参加するという。
岡山学芸館清秀ならではの探究学習とは……

教頭 橋ヶ谷多功先生
中学受験を志す小学生たちを楽しませるイベントなど、とにかく先生方の発想力が豊かで学びの楽しさがあふれる同校。7月下旬の「STEAMフェスティバル」では、スポーツドリンクを使った電池づくりや、双眼実体顕微鏡を使った煮干しの解剖、プログラミングで信号機を作るなど10種類以上のユニークな実験、ほかに平賀先生が担当する特別講座「ハイレベル理科実験」も行われました。
教頭の橋ヶ谷多功先生は「本校の探究学習は、まず自分を知ること、そして社会との結びつきを感じることから始まります。中学での体験活動が高校でのアカデミックな学びへと繋がり、論理的な思考力を高めていければと考えています。自分の興味や関心に生徒自身が気づけるプログラムがたくさんありますよ。いろんな視点で物事をとらえる評価軸が多いのも本校の特徴ですね。」と語ります。
SPIRITS生徒たちの主体的なチャレンジを支える、闊達な校風が人気!
同校の教育コンセプトを最も具現化したものが、中3で行われる「タイ・カンボジア研修」でしょう。物見遊山として観光名所を訪れるのではなく、極度の貧困や虐待などの経験を持つ現地の子どもたちを目の当たりにし、実際に交流を行う中で、自ら社会課題に高い感度を持つ学び方ができているようです。取材の日も、写真上の「イングリッシュ・ランチ」のように世界の同世代と繋がり、課題を考える機会がありました。また、生徒たちに大人気の「清秀夏の体験WEEK」(写真下)では、先生方が独自に企画した8つの様々な講座を自由に選択できます。中学時には、全国初の試みである他校と協働した2泊3日の「思考力UPワークショップ」や「大三島での自然体験キャンプ」など、生徒たちの知的好奇心を掻き立てるプログラムが用意されています。

外国人教師や留学生たちと一緒に弁当を食べる「イングリッシュ・ランチ」、英会話に花が咲く。アフリカのガーナやフィリピンなど、多国籍の留学生たちと交流する生徒たち


「イングリッシュ・ランチ」を企画した中2・池田優菜さん(日能研岡山校出身)


「タイ・カンボジア研修」の様子。感動体験は同校ならでは!
















