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2025/02/13

【概況PART.3】


期待値の高い学校に人気が集まる


 共学化や新コース制、教育改革などにより大学進学実績が上向いている共学校に人気が集まっています。大阪では金蘭千里22人増)、大阪桐蔭107人増)、箕面自由学園18人増)となり、兵庫では昨年女子を迎え入れた滝川55人増と志願者数を伸ばしています。

 雲雀丘学園54人増)、桃山学院27人増)に関しては、入試初日受験者数を伸ばしておし、第一志望校に据える人が増えたことが見てとれます。


大学附属校人気再燃?その人気は「産近甲龍」にも


 中学受験率の上昇とともに大学附属校の人気は右肩上がりとなり、直近過去2年はその人気は高止まりとなっていましたが、2025年入試では再びその人気に火がついています。関西大学第一(135人増)同志社香里(11人増)立命館宇治(38人増)近畿大学附属(44人増)龍谷大学付属平安(22人増)等、その人気は関関同立系にとどまらず、産近甲龍の系列校にまで及んでいます。大学への連結コースを持つ利晶学園大阪立命館は校名変更もあり、注目度を上げていました。結果として志願者数31人増と入試も難化しました。


兵庫の女子校2校が共学化 共学初年度の動向は?


 2025年4月に共学化となる兵庫の女子校2校の動向が注目されていました。女子部と共学部の併学化という日本初の試みで話題になっていた親和24人増)、共学化と共に校名変更も行う神戸山手グローバル36人増)は共に志願者を伸ばしました。共学初年度ということで新しい教育内容への期待もあり、共学志向の女子の受験者が増加。男子は2年目以降に伸びてくるだろうと見られています。