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- 京都文教 プレゼンの最高峰「TED」のような発信力を身につける
【絶好のロケーションを生かした研究対象を見つけ、発信!】
同校では、「文教京都学」という中学探究活動を2017年にスタート。目指したのは、イーロン・マスク氏やビル・ゲイツ氏で有名なTEDというプレゼンの最高峰。生徒が楽しみながら、発見力・探究力・発信力を育てていく。文部科学省「中央教育審議会答申」に「知識・技能を活用して、自ら課題を発見しその解決に向けて探究し、成果等を表現するために必要な思考力・判断力・表現力等の能力をはぐくむこと」とあり、この学びこそが『文教京都学』とのこと。「答えのない問題をどのように解決するのか」といった社会で直面する事柄に対する「考え方」を学ぶ機会だ。
例えば「平安京はどのあたりにあったの?」「四つの神に守られているの?」「東寺はあるのに西寺はないの?」「大文字はいつからあるの?」「御土居ってどこかに残ってるの?」など、活動当初の題材は「京都」がメイン。「京都」には不思議と発見がいっぱいで、京都屈指の文化・芸術エリアの「岡崎」の地で、絶好のロケーションにある同校だからこその活動ができる。
自分たちで何気ない疑問に気づき、その疑問について図書館やインターネットで調べ、方法や段取りを考え、現地に出向いて調査する中で、気づきや納得をし、新しい発見をする。さらに、グループワークで他者の意見も取り入れながら、理解、学びを深め、自分なりの意見をわかりやすくまとめ、PP(パワーポイント)を作成。自分のことばで発表練習を行い、発表する。こうした活動や学びのなかで、「発見力(何気ない寄り道で不思議を発見できる人)」・「探究力(現地で見て聞いて感じて探究できる人)」・「発信力(自分の考えを自分の言葉で発信できる人)」を身につけることが目標だ。
中1・中2段階で、中間発表の機会があり、中3では、プレゼンを行う。なお、2024年度の中3は海外研修旅行中に、海外の人たちに英語で京都学をプレゼンする予定とのこと。帰国後は新しい自分を発見していることだろう。