武庫川女子大学附属中学校｜中学受験応援サイト『シガクラボ』

芸術教育や日本の伝統文化に造詣が深いことも魅力のひとつ。豊かな情操教育を感じさせる授業の数々が、ここにはある。

武庫女の長い歴史の中で脈々と受け継がれてきた伝統文化への取り組み。自国文化を知る大切さと同時に、世界に伝えるべき価値あるものとして全学生が学ぶ。「総合的な学習の時間」を活用し、中２で茶道・華道、中３で書道の授業が１年を通して行われている。書道は高校に進むと芸術科目としてさらに磨かれ、茶道・華道・書道それぞれにクラブ活動もあり、さらに本格的に学ぶこともできる。家庭科の授業では和装の着付けや和食のマナー等を学ぶ。

本場中国で書を学んだ安木先生指導のもと、本格的に書道を学ぶ。黙想の後、肩の力を抜き真剣な表情で筆を走らせる生徒たち

中１「音楽」のリコーダーと歌唱の授業。歌唱では、詩や曲の背景を踏まえて歌う歌唱表現が求められる
広い畳の部屋で行われる「茶道」の授業では、凛とした姿勢で場面に応じたお辞儀を身につけていく
花器に対して主枝・客枝のバランスをどのようにするか、道具の使い方や枝の切り方など実践的に学ぶ

LESSONS中高大連携教育も多く、大学での教養講座等も受講可能

授業の雰囲気は至って真面目な印象。比較的広々とした教室には30名ほどの生徒たちが学ぶ。中２「理科」授業にて教壇に立つ清水先生は武庫川女子大学薬学部卒業生。中高の水泳部出身で現在も水泳部の顧問を務め、なんと三姉妹で武庫女卒業生なのだとか。ここにもロールモデルの姿を見ることができる。高校では武庫川女子大学経営学部・教育学部連携による探究学習にも取り組み、大学での学びをいち早くイメージできる。

学外活動も精力的に行う大目木先生による中２「英語」。iPadは授業中や提出物の際にも活用される。急な学級閉鎖等にも教室に設置されたカメラにて講義を撮影し生徒たちに配信される。学びを止めない仕組み作りがされている。

LUNCH TIME & AFTER SCHOOL目標は高く、実績も誇る40もの部活動全国大会出場クラブも多数

放課後のクラブ活動風景を覗くと、実に生き生きと楽しそうに活動する生徒たちの姿があった。どの部活も作品創作は生徒主導で行われ、先輩が後輩を指導し共に成長していく。活動する中で生徒たちは物事を推し進める力、相手の立場に立って考える力等を学び、誰もが前向きに真摯に競技に取り組む結果として、コンクール等での実績が伴っていく。