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DORMITORY全校生徒の約60%を占める寮生、日々の生活そのものが学びの場に
寮のある学校では、校舎とは離れた場所に寮が設けられている場合も多いが、同校は日常の学校生活と寮生活が一体化しているところに大きな特徴がある。
「青雲寮には現在380名もの生徒が入寮しています。規則正しい生活習慣や学習のフォローなどを心配される方もいると思いますが、面倒見の良さには自信があります。先に、在校生徒を対象にした本物体験の話をしましたが、寮生は全国津々浦々から来ていますので、そこは存分に北海道を味わってもらおうということで、実は寮独自の取り組みも多々あるんです。牧場体験や農業実習、札幌市内の散策、北広島市にあるエスコンフィールドで野球観戦をするなど行事はかなり多彩です。寮生には自転車も貸し出していますから、TSUTAYAに行って書籍を買ったり、DVDを借りたりしている生徒もいますよ」と谷地田校長。校長自らが寮監長を務め、寮生の保護者と直接話をする機会を持つという。
寮生の学習については、中学生・高校生ともに週3~5日は国語・数学・英語の夜間学習が組まれていて、学校で実際に授業を行う先生や寮教諭が指導するほか、質問対応として北嶺OBの大学生チューターがサポートする徹底ぶりを見せる。
LESSON東京大学を始めとする難関国立大学、医学部への進路を実現する授業
同校には2つの校技がある。週3時間の「体育」のうち2時間は、ラグビー(中1~高2)と、柔道(中高全学年)に割り当てられる。昨年の高3での黒帯取得率は99.2%というからすごい。自己の心身の鍛錬と仲間とのチームワークによって育まれる協調性や結束力は、教科教育の場でも発揮される。漢字検定や作文コンクール、実用英語技能検定や数学検定など、日々の学業を成果としてしっかりと形にするのが北嶺流だ。
LUNCH TIMEスタッフによる手作りのランチ、安全・安心の食生活が基本スタイル
青雲寮食堂では、朝・昼・晩に夜食(おにぎりや総菜パンなどの軽食)をプラスした4食が毎日提供される。朝食は和洋食のビュッフェ形式、夕食は定食。昼食は通学生徒も利用することができ、定食・めん類など3種類からチョイスできる。「ジンギスカン祭り」などバーベキューのイベントも行われる。
北 嶺
https://www.kibou.ac.jp/hokurei
〒004-0839 札幌市清田区真栄448-1
TEL 011-883-4651
同校のクラブ活動は、運動系・文化系合わせて全16種。ほかに同好会が1つ、公認団体が4つある。「青雲寮コース」のパンフレットには素朴な疑問を取り上げたQ&Aのコーナーがあり、寮生活の詳細を知ることができる。