金蘭千里中学校｜中学受験応援サイト『シガクラボ』

LESSONS授業に臨む真剣なまなざし　校外プログラムも成長の一助

金蘭千里中学は探究型学習として企業と連携したコンテスト「クエストカップ」に毎年出場。企業側から出される社会課題について皆で企画立案・プレゼンテーションを行い、校内の発表会を経て全国大会出場を目指す。校内のグループワークで議論を重ねる過程の中、生徒たちは自らの意見を持ちそれを表現できるようになっていく。そしてその成果物が社会で審査、評価されることにより、生徒たちの大きな成長へとつながっている。

中２『表現』の授業。同校では表現（総合)の授業を重視し、中１から高２まで週１で行われている。プロの劇団員を講師に招きプレゼンテーションなど表現技術を学び、学外のプレゼンコンテストや大学入試時の自己推薦書記述などで成果を出している。
創立以来男女共学であり、現在は学年の約６割を女子生徒が占める。入学後はコツコツと学習することが求められるため、特に男子の保護者からは我が子が学習についていけるか不安の声も聞かれるが、意識が変わった時の男子は教員も驚くほどの成長を見せるという

創立以来少人数制をとる同校は教室も若干小さく、教壇の段差も無いため、教員と生徒の距離が非常に近い。授業で６年間使用するiPadには教材がそのまま画面に写り込み、アップルペンシルで書き込みも可能。教員らはICTも駆使しながらそれぞれが工夫を重ね授業を行う。その姿から、生徒を伸ばしてあげたいという想いが伝わってくる。その思いに応えるように授業に聞き入る生徒たちの姿も印象的だ。特に高３のクラスでは高度な問題演習を行う中、受験に向けて教員からの叱咤激励も聞こえてきた。厳しい中にも雑談や笑いを交える教員たちの講義力も、金蘭千里の進学実績を支える要素なのだ。

本物に触れる行事や　キャンプで感性を磨く

金蘭千里の行事は本物に触れること、実体験を伴うことが重視され、計画されている。例えば、中３が毎年見学に出かける大阪・万博記念公園にある国立民族学博物館では異文化理解を深め、他にも京都での能楽・茶事体験など「和」に触れる行事も多い。野外活動では大自然の中でのキャンプ活動などが各学年で行われ、学年が上がるごとに生徒たちの創意工夫力も上がっていく。何事にも真面目に、そして自主的に行う金蘭千里生の能力は、豊富な行事の場でも発揮されている。

LUNCH TIME級友と過ごす楽しいランチ

文庫や新書など生徒が手に取りやすい資料を中心に約３万点の蔵書を有する図書館は学校の中心に位置し、昼休みや放課後には読書や自習、書籍の貸し出しで学生が集う。シンプルだが整えられた空間となっており利用率も高い。

圧倒的にお弁当持参が多い同校だが食堂メニューも豊富で、日替わりセットのほかカレーライスやラーメン、丼ものなどが選べる。最近ではファミリーマートの自販機も導入され、おにぎりやパンを求める生徒の列も見られた。

６年間過ごす学舎は白を基調としたすっきりとしたデザインで千里の緑とも調和し、キレイで過ごしやすいと生徒たちからも好評。窓も多く室内にも明るい光が差し込み、風もそよぐ爽やかな空間となっている。サッカーの公式コートが設置できる広々としたグラウンドも有する。
日替わりランチ。この日は唐揚げポテトサラダセット480円！

AFTER SCHOOL自律心はクラブ活動にも活かされる

全国大会の出場やソロコンテストでの関西大会出場、アンサンブルコンテストでの大阪府大会金賞などの実績を持つ吹奏楽部。部員70名。コンサートミストレスを中心に練習に励む。

金蘭千里では学業との両立のため、すべてのクラブ活動は週４日まで、完全下校時刻は18時としている。限られた時間だからこそ生徒の自主性や協調性は更に磨かれ、充実度も増しているという。同校では運動部・文化部合わせて27のクラブが活動している。クラブ活動に限らず、体育祭・文化祭総務（運営組織）、委員、生徒会など、生徒がやりたいと希望すれば主体的に参加できる環境になっている。