FACILITIES1人1台タブレットPC、 Wi-Fi完備に加え、タスク管理システムアプリを導入
コロナ禍を機に、ICT環境を整えた同校で、さらに生徒・先生双方にプラスなタ スク管理アプリの導入が決まった。生徒はスケジュールを把握しやすくなり、テスト準備のサポートになる。また教員は、教科ごとの課題テストの状況を共有でき、例えば、同日に三つも小テストが重なるような場合など、生徒に必要以上の負担をかけないように、月・水・金にテストを振り分けることができる。
図書館入口には放課後学習申請バーコードシステム機器がある
中央は、廊下の所々に置かれているチャージBOX。 10台のタブレットPCを一気に急速充電が可能。原則、緊急用だが、多くの授業で使用するため、設置に踏み切ったそうだ。コロナ禍で、ICT環境の充実をはかり、Wi-Fi環境も整え、充電まで配慮するという、本校の細やかな気遣いがうかがえる
小路先生による中1B組の国語の授業。「君たちが受ける大学入試で、象徴表現は頻出のキーワードだよ」と早くも大学入試の話!
同校の全卒業生が写る陶板。最新の卒業写真は、64回生のもので、昨年11月に屋上からお城をバックに撮影したもの。鳴門市の大塚国際美術館の母体である大塚製薬グループに勤務していた卒業生がいて、同美術館の陶板と同じものを使用しているそうだ
キリスト教カトリック校の名門だけあって、聖堂は、荘厳な佇まい。この部屋は、聖堂としてだけではなく、中1から高2まで週1回ある宗教の授業でも使用される。
中2B組の山本先生による古典の授業。動詞の活用や助詞を、身振り手振りで解説。生徒のネクタイの色は、中1中2が赤、中3高1が緑、高2高3が紺
高3B組の龍田先生による理系数学ではハイレベルな授業が展開。純朴で素直な生徒が多いと聞いたが、授業中の表情もおだやかそのもの。実は取材日当日は授業参観日で、体育の授業でバスケのシュート練習を参観するお母様方がいらしたのだが、シュートが決まるたびに黄色い歓声があがっていた
中3B組の庄司先生による生物実験室でのグループワークの授業。4人グループが10組、3人グループが2組で、グループごとに課題に取り組む。生徒各自のタブレットPCは、調べごとや模範解答の共有に使用
「前回の授業では、共通の祖先から派生した多様性について、今回は、逆にその多様性の共通の祖先に注目してもらっています」「問2のワークを3分とします。作図してください」先生は進行役として指示を出すのみで、生徒同士で考える場面が多い授業を展開
取材中、高2になる加古川校の卒業生(花井君と鎌田君)が、取材に同行していた日能研姫路校の高松室長に声をかけてきた。私たちを案内してくださった宮崎先生もすかさず声をかける!「国語のこないだの成績は、神戸大学受かるレベルやったね!」小6時の思い出話に、2人の表情もほころぶ