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2021/04/21 東洋大学附属姫路中学校

中学校における国際交流プログラムの集大成として中学3年の3月に、約2週間オーストラリア海外語学研修を予定していましたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で出来なくなり、代わりのプログラムとしてオンライン国際交流を行いました。
これは交流を通して、自国文化を発信するとともに、異文化を受容する寛容さを養うことを目的としたものです。
中学3年生の全員が参加し、相手はインド、インドネシア、フィリピンの3ヵ国の同年代の生徒たちです。Web会議システムを活用して、生徒一人ひとりが持っているパソコンを通し、英語で会話しました。自己紹介や学校の生活の様子、伝統文化、行事、食文化、おすすめの観光地など日替わりでテーマを変えて発表し合いました。


プログラム
3月16日(火)
・自己紹介
・「学校生活」をトピックに文化交流
3月17日(水)
・「地元の伝統文化・行事」をトピックに文化交流
・「日本・海外のステレオタイプ」をトピックに文化交流
3月18日(木)
・「食文化」をトピックに文化交流
・チームで決めたトピックでディスカッション
3月19日(金)
・「おすすめの観光地」をトピックに文化交流
・チームで決めたトピックでディスカッション
3月20日(土)
・「将来やってみたいこと」をトピックに文化交流
・チームで決めたトピックでディスカッション


生徒の感想
1日目、2日目は準備してきたことだけでは全く足りず会話が成り立たないことを学びました。3日目からはそれを踏まえた上で英語の文を用意しました。積極的にリアクションすることが大切だと学びました。3日目からは会話がつながったり、ゆっくり話してもらったりしたのでとても楽しくなりました。4日目、5日目は確実に沈黙が少なくなって本当にうれしかったです。国際交流プログラムがこんなに楽しいものだとは思っていませんでした。英語で自分の意見を伝えることの大切さ、自分のつたない英語が伝わった時のうれしさ、協力して班の意見をまとめる力、スライドを短い時間で作る力など今回のプログラムではたくさんのことを学びました。

コミュニケーション能力がついたことと挑戦する意欲が増えました。1,2日目は思うように会話が出来ず、これから大丈夫なのだろうかと不安でした。3日目からは大きく変わり始め、これまでと比にならないほど会話が進みました。会話ができたとき、とても嬉しかったし、楽しかったです。プログラムが終了したときにはとても寂しくなり、貴重な体験だと実感しました。質問についても日を追うごとに出てくるようになりました。相手が応答した後も沈黙するのではなく「It's great!」などと、言葉が自然と出るようになり、成長というものを自分でも驚く程感じました。 司会を立候補制で決める時、誰も手が上がらず、気まずい状況になりました。このままではいけないと思い、自ら立候補しました。普段なら絶対にしないので、今となってはなぜできたのか不思議に思うほどです。しかし、4日目の司会の際はあまり上手くいかず、向いていないのかと感じたが、アシスタントの方が挑戦したことを褒めてくださり、上手でも下手でもできればいいのだと気が少し楽になりました。5日目も立候補し、4日目よりも上手にでき、沈黙もなかったため、自分でも満足できる結果になりました。人が嫌がる仕事を自分がすれば誰かが喜んでくれ、感謝されることに気づけました。言われたことをするのではなく、他の人が何をしてほしいのかを考えて、行動するということが身につきました。これからの高校3年間も挑戦することを大切にしたいと思いました。

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