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2019/08/19 愛徳学園中学校

 今回、オープンスクールに参加してくださった小学生、中学生のみなさんに、本校の学校設定科目 Global Studies を体験してもらいました。

 体験授業のキーワードは「パーム油」。日本は年間約 70 万トンのパーム油を輸入しており、全植物油の使用量の 25%以上を占めています。しかし、私たちは普段の生活の中で、パーム油を見かけることはほとんどありません。この「目に見えない油」パーム油を通して、その向こうに広がる世界を知ることが今回の授業の目的です。

 参加者はまず、自分の一日の生活を振り返ります。「学校で勉強する時間」「自由な時間」「食事の時間」など、それぞれが一日の生活を表に書き込んで、お互いの生活についてグループでシェアしました。

 次に、マレーシアのアブラヤシプランテーションで働くミーナという 13 歳の女の子の一日についての話を聞きます。その話を聞きながら、参加者はミーナの生活を自分の生活と比較します。自分の生活とミーナの生活の違いについて、気づいたことをシェアリングしていると、「ミーナは一日の生活のほとんどが労働時間である」や「ミーナは学校に行っていない」という意見が出ました。

 この活動を通して、参加者たちは、自分たちが普段何気なく使っている製品の向こう側に「児童労働」という世界規模の問題があることに気がつきます。自分と同じくらいの年齢の子どもが学校に行くこともできず働いているという事実は、参加者に大きなショックを与えますが、この現状を知ることで、自分たちが製品を手に取ると、その製品に対する「つかう責任」について考えることができます。私たちの消費の仕方を考えることで、世界規模の問題に取り組むことができるのです。

 授業の最後には、Zoom(Web 会議用アプリ)を用いて、実際にマレーシアのボルネオ島にある MRSM TUN MOHANMMAD FUAD STEPHENS の先生、生徒たちとセッションを行いました。参加者は、マレーシアの先生や学生に直接マレーシアやプランテーションについて質問したり、逆にマレーシアからの質問に答えたりしました。

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