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Global Education

海外姉妹校提携や短期・長期留学制度など、早くから世界に目を向けてきた同校。校内のセミナー棟には海外からの交換留学生が学ぶ特別教室があるなど、設備とともにノウハウも充実。使える英語をめざした語学教育では、多読やプレゼンテーションの機会も多い。長年、取材を通して数々の私学教育を見てきたが、創設者である校祖・公江喜市郎先生の求める教師像が息づき、日本人・外国人教師を問わず先生方の多くに品格を感じる。


  • 中1「英語」は田辺先生とソープ先生によるペアティーチング。季節感のある題材で生徒たちの好奇心を引き出す


  • 2人一組になって行うアクティビティーは、互いに英語でヒントを出し合い、それが誰を表しているのかをあてるクイズ。楽しみながら学べる環境がここにある

高3の生徒たちは英語以外に、第二外国語のレッスンも!


  • ウェッジ先生(英語科)による「フランス文化」の授業。この日はおしゃれなカフェテリアの様子を紹介


  • 第二外国語では語学の習得はもちろん、その国の歴史や慣習など、幅広く文化を学ぶ。写真は三木先生(社会科)が担当する「韓国文化」の様子。他に「中国文化」の講座もある

LL教室で授業を行う高1「英語」。独自教材や映像などを使って行われる宮下先生の授業はたんに教科書を淡々と進めるものでなく、アクティブで立体感を感じさせる。この日の題材は世界や弱者に目を向けるもの

2017年4月から、「創造サイエンス」と「創造グローバル」の2つのコースで、新たなスタートをきる武庫川女子大学附属中学校・高等学校。
これまで、約10年にわたる「スーパーサイエンス」「スーパーイングリッシュ」「インテリジェンス」という3コース制を発展的に統合し、新コースを設定する真意はいったいどこにあるのだろう。


副校長 藤森陽子先生

「『教室から世界へ、創造的な未来を拓く』。これが、本校が新たに掲げるスローガンです。 生徒たちには、座学だけでなく幅広い体験活動を通じてこれまで以上に幅広い視野と豊かな教養を育み、その中から世界の新たなモデルを作ってもらいたいと考えています」

そう語るのは副校長の藤森陽子先生。そのためには、まず生徒たちの学びに対するモチベーションをさらにどう高められるか。そして、論理的思考力とコミュニケーション力という二つの柱となるスキルを、協働的な環境のもとでどのように育むことができるか。これが大きな命題だという。

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