中学受験を考えているならば、倍率についてきちんと理解しましょう。
私立中学受験倍率には応募倍率と実質倍率の2つがあります。
これらの違いをきちんと理解していないと、勘違いしてしまうことがあります。
応募倍率というのは、募集定員に対する応募者数の割合のことです。
一方、実質倍率というのは合格者数に対する受験者数の割合のことです。
したがって、たとえば募集定員が100人のところに1000人の応募者が集まったならば、倍率は10倍となります。
しかし、応募者のすべてが受験するとは限りません。
したがって、たとえ応募倍率が高かったとしても、その数字に騙されてはいけません。
応募倍率と実質倍率が異なることはよくあります。
私立中学受験倍率を考える際には実質倍率に注目するべきでしょう。
1月に受験のある学校の場合は多めに合格者を出すことが多いため、応募倍率と実質倍率の差がかなり大きく出ることがあります。
募集定員がたとえ少なかったとしても、多めに合格者を出すことはあるのです。
実際にどれくらいの合格者を出しているのか、実質倍率はどれくらいなのかを調べることが大切です。
余計な情報にまどわされないようにしましょう。
実質倍率の高い学校は本当に難しいといえるでしょう。