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中学受験で実は重要な国語。その重要性と勉強法

2022.11.07
国語は中学受験にとって、あまり重要視されない傾向にあります。
それは受験の合否は総合点によるもので、得点の差がつきにくく、時間がかかるわりに効果が薄い国語は軽視されやすいというものです。
塾は結果(点数)がすべてです。

要領を考えるとそうなってしまうのは仕方のないことだともいえるのですが、中学受験の問題はすべて日本語で出題されます。
受験の必須アイテムである過去問ですが、すべてその通りにでるとは限りません。
数値を変え、言葉を変えて出題されます。
国語力が不足していると、過去問と同じ言葉でないと問題の意味さえ分からないということにもなりかねません。
他の科目の問題を理解するためにも、国語は必要なのです。

意味を理解するには読解力が必要になります。
読解力を高めるには、答えではなく、その答えに至るまでの理由を理解することです。
大量の問題を解くのではなく、答えの理由を考えさえることです。
勉強法としては、とにかく長い文章を読むことが大切です。
新聞なども良いのですが、新聞は言葉の意味が小学生には難しいので、過去問の問題文を読むことがよろしいでしょう。
問題を解く必要はありません。
入試レベルの文章読解力を養うのが目的です。

長文を読んでいると、途中分からない漢字も当然でてきます。
ですがその場合、前後の文を理解することができていれば漢字の意味が分かってきます。
読み方は辞書で調べれば分かります。
ですが意味を理解しないと、本当の意味で漢字を覚えることにはなりません。
そのためにも国語の勉強法としては、とにかく文章を読み慣れることが必要なのです。