中学受験を控えたお子様をお持ちの親御さんにとって、自分が学生の頃に書いた受験用の願書の書き方は忘れてしまっていて当然だと思います。
ですが就職や転職のさいに、履歴書を書いたことは覚えているのではないでしょうか。
中学受験の願書は、基本的に就職のさいの履歴書と同様であると考えるとよいでしょう。

ただ違う点は、履歴書はコンビニや文具店で購入することができますが、願書は受験校から取り寄せるしかありません。
書き損じなども考えられますので、一枚だけではなく予備も取り寄せるようにしましょう。

最近では私立校では小学校が発行する調査書を提出させる必要が減ってきています。
ですが必要書類などがありますので、出願期間ぎりぎりに提出するのではなく、余裕をもって作成し提出する必要はあります。
家族構成などの必要事項は、必ず明記しましょう。
カトリック系の学校では両親の離婚や別居などが不利に働くことがあります。
そのため理由なども明記しておきましょう。

複数の学校を受験するさいに、志望理由は使いまわしをしてはいけません。
学校にはそれぞれ校風など様々な特徴があります。
「良い大学に行きたい」「良い会社に就職したい」などは志望理由になりません。
なぜこの学校が良いのか、この学校の魅力を感じているのか、などはっきりとした理由が必要になってきます。

必要事項を明記する、志望理由をはっきりと書くなど、願書は履歴書と重なる点は多いのです。