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2024/02/05

【概況PART.3】
共学進学校、「関関同立」系列校の人気の変化は?
 北摂の共学進学校である高槻は依然圧倒的な人気を誇り、2017年の共学化・教育改革以降、志願者は増え続けています。A日程では昨年対比72名増の721名、B日程では昨年対比103名増の1473名と、歯止めがかからない人気ぶりです。A日程では男子で76名増加という影響もあり、入試は難化しています。では、大学附属校である「関関同立」ではどのような傾向にあったのか確認してみましょう。「関関同立」、関西学院大学・関西大学・同志社大学・立命館大学は、それぞれ特色ある中学校・高等学校を併設しています。統一入試日(午前)の系列校11校の志願者数の合計は昨年対比15名増加しています。その中でも同志社は77人増、国算2科目型の受けやすさと独自の教育内容の魅力によるものでしょう。逆に減少したのが関西大学第一(58人減)と関西大学中等部(35人減)ですが、ともに昨年の大幅増の反動とみられ、人気は高止まり状態となっています。
 動きのあった学校でその動向が注目されていた学校はどうでしょうか。兵庫県の滝川では人気の上位コース(医進選抜・SG)が男子校から共学となり、初めて女子入試が行われた入試でしたが前期午前で114名(34人増)、前期午後で313名(71人増)と、やはり女子の出願が好調でした。