武庫川学院は「立学の精神」にうたわれる「高い知性」、「善美な情操」、「高雅な徳性」を兼ね備えた有為な女性の育成を理念に掲げ、幅広い教養と豊かな人間性を育む全人教育を実践し、人・家庭・社会に貢献できる女性の育成を目指している。2002年より中・高・大・大学院の連携を強化した「武庫川教育」の完成に向けて、さまざまな取り組みを行っている。

1939（昭和14）年、公江喜市郎氏が武庫川学院および武庫川高等女学校を創設。以来、全国有数の女子総合学園に発展。2006（平成18）年に全国の私立女子校初のスーパーサイエンスハイスクール（SSH）の指定を受ける。07年に現在の３コース制を開始。12年、ＳＳＨとして文部科学省から２度目の指定、19年には３度目の指定を受けている。2019（令和元）年、学院創立80周年記念式典開催。

豊かな緑に囲まれた約４万８千㎡の広大なキャンパスに、開閉式のプール、体育館、セミナー棟、芸術館など、理想的な教育施設を有する。2006年８月、17の理科等の教室を改修。07年３月甲子園球場とほぼ同じ大きさの新グラウンドが完成し、さらなる充実をはかる。

〈新しい武庫女は文理の枠にとらわれない〉 中学入学時にSOARグローバルサイエンスコースとSOAR探究コースどちらかを選択する（2024年より）。 SOARグローバルサイエンスコースでは、これまでのSSH（スーパーサイエンスハイスクール）の活動を継承し、科学的立場に立った探究的な活動に取り組み、グローバルリーダーとしてどの分野でも活躍できる女性の育成をめざす。国際感覚を身につけるべく、英語力の向上はもちろんのこと異文化への理解も深める。SOAR探究コースでは、中・高を通して、地元（鳴尾地区・西宮市・兵庫県）の各機関や武庫川女子大学と連携し、探求的な活動に取り組む。「本物」と直接触れることを重視し、将来のあるべき自分を見つける。

総合的な学習の時間として、情報・茶華道・書道・土曜セミナーなどユニークな活動を行っている。また、外国人の先生による授業、海外英語研修のほか、６カ国13校との短期交換留学やオーストラリア、カナダ等との長期留学の制度もある。生徒たちは、体育大会・文化部発表会などの学校行事や、クラブ活動（文化部22、体育部18）にも積極的に参加している。コーラス・マーチングバンド・バトントワリング・水泳・書道・放送などは毎年全国レベルで活躍している。

・入試に向けて予想したR4（※）偏差値一覧
・入試結果R4（※）偏差値一覧

※『R4』とは、合格可能性を示す数値で、偏差値による合格率の各段階（RANGE＝レンジ）を示し、『R4＝80%、R3＝50%、R2＝20%』を意味します。