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Science Education

2006年に文部科学省から、女子校として全国初となるスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受けた同校。科学教育の中でも、とりわけ理科に関する実験や観察はキャンパス中央に位置する「科学館」で行われる。ここには数々の実験室やプレゼンテーションルームといった多目的に活用できる特別教室がある。実験装置や薬品類のほか、映像機器といった施設・設備は、他校の追随を許さぬほどの充実ぶりを見せている。同校では小学生児童を対象にした理科系イベントをオープンに行うなど、地域に根差した学校といえる。

学校生活のいたるところで、生徒たちの目がキラキラと輝く

高1「化学基礎」を教えるのは教頭・芝﨑先生。この日は様々な物質の炎色反応を観察する。「ストロンチウムとリチウムは赤、カルシウムはオレンジ色、銅は緑っぽいね」と生徒たちはメモを取る。同校は素晴らしい理科実験の施設と設備が整っていることで知られている

こちらは中1の「理科」(担当:山内先生)。凸レンズを使った自作の望遠鏡をのぞきながら、レンズの性質を学ぶ生徒たち。光源の一点から放たれた光が、レンズを越えて一ヵ所に集まることを確認しているのだとか

Traditional Culture Education

世界の情勢に目を向ける同校では、もちろんしっかりと足元も見つめる。自分自身を見つめ、日本の伝統文化を学ぶことができるのも武庫川学院教育の大きな特長と言えるだろう。取材の日は中1「華道」の授業を拝見。花材にキク科のリアトリスとバラを用いて、半円型の花器に生ける。主枝と客枝の寸法や位置を確認しながら、真剣な表情で生ける生徒たち。まだまだ幼さが残ると思っていた生徒たちの表情がガラッと変わった。こうした学びの幅広さは同校ならではだろう。


  • 華道のほか、中1では裏千家の茶道や毛筆を使って本格的に書道を習うことが必修となっている


  • 小原流の華道を学ぶ中1の生徒たち。こういう機会がいかに大切であるか、後々気づくことになるという

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